
早稲田大学合格おめでとうございます。
社会人になってからも、慶應や東大の友達とも学生時代の話をしますが、早稲田ほど大学生を楽しめる環境はないと断言できます。
ご飯は安くて大盛、居酒屋は騒いでも怒られない。高田馬場駅前のロータリーは早稲田生の治外法権と例えられる無法地帯。キャンパスも風情がある。
ちなみに、人科とスポ科は知りません、所沢キャンパスには5年間で1回も行ったことがないため。
もう一度言いますが、早稲田は本当に楽しい。僕も何故か、卒業までに5年かかりました。
もしくは、大学生の途中から早稲田に一人暮らししたいと思った人も多いと思いますが、もう既にゴミみたいな日常を送っていることでしょう。大学3年生にもなれば、さすがに、就活や単位に向き合ってください。5年で卒業する羽目になります。
前置きはこれくらいにして、自分は大学3年生の頃から2年ほど東西線早稲田駅周辺で一人暮らしをしていたため、少しでも皆さんの一人暮らしの不安を解消するためこの記事を書くことにしました。
結論から言えば

早稲田周辺は家賃は高めだが、かなり住みやすいし、授業のことも考えたら、電車で少し離れるよりもいっそ早稲田駅周辺に住んだ方が良いのでは。
というのが、個人的な感想。
高田馬場から早稲田の家賃相場は高い
ところで、早稲田駅周辺はほとんどが住所では新宿区であることをご存知ですか。早稲田大学自体も新宿区。また、山手線の内側に囲まれていると家賃が上がる傾向にあるといわれています。
この2つを鑑みても、どうあがいても家賃は高いと言わざるを得ません。特に地方から出てきた人にとっては、あり得ないと驚くかもしれません。
これは独断と偏見による勝手な相場考察ですが、
- 3、4万台は基本的にない。あったとしても、人間の住むところではない。浴槽無しとか、トイレが共用とか、3畳しかないとか。地震があったらまず倒壊するので、控えてほしいレベル。
- 5万円台の後半から、ちらほらある。友人が住んでいるが、隣人が深夜、謎の外国語で電話していたり、大学生がうるさいからウザイという話を聞かされた。建物自体もかなり古いものが多い。友人の住むアパートは、廊下にタバコの臭いが染みついている。バストイレ別はまず無理な価格帯。たぶんストレスは溜まる。
- 6万円台の後半から、選べば、それなりには住みやすくなってくる。とはいえ、この価格帯でもバストイレ別は珍しい方。
- 7万円以上を出せば、致命的な不満はほぼないと思う。バストイレも割と一般的にはなってくる。7万が一つの大きな区切りな気がする。
- 8万以上出せば、まず間違えなくバストイレ別。女性でも安心なオートロックが付く。エレベーターが必要な大きさのマンションにも住める。
個人的には7万は出さないと、早稲田ではまともな住居には滅多にありつけないような気はします。
早稲田大学周辺の特徴。治安は全体的には良い
土日は静か
土曜日は一応、少ないながら授業は開講されているのですが、必修で土曜日に入ることは少なく、土曜日にわざわざ授業を入れる勤勉な学生は少ないことからも、休日は静か。
日曜日は意外と家族連れも多く目にしますし、実は早稲田周辺に一戸建てで住んでいる人も多いという事実は、一人暮らししてから気が付きました。
年末年始の早稲田周辺の閑散さは異常
- 授業がないため学生が少ない
- 一人暮らししている学生も実家に帰る
- 家族は一家団欒で戸建てに籠る
という三重奏のため、人通りが本気でない。
駅前の飲食店でさえ、年末年始は閉店するところが多く、一人暮らし友人が相次いで帰省するこの時期に早稲田にいると孤独死する。
地味に有名な神社である、穴八幡宮神社だけ賑わっている。少しだけ屋台も出る。
授業のコマの間の人通りは非常に多い
駅前は非常に混雑します。特に東西線早稲田駅は、授業開始前には常にラッシュ時のような感じで改札出るには少し時間がかかります。
授業開始5分後くらいの電車もかなり混んでおり、日本の将来が心配になる。
テスト期間はカフェが埋まる
駅前にドトールやシャノアールがあるのですが、常にほぼ満席。24時間営業のマックは広いにも関わらず深夜にも満席であったり、いろいろとおかしい。
ところで、早稲田大学には22号館、通称ツーツーと呼ばれる、24時間パソコンが使える有名な場所があるのですが、テスト期間前は勉強やレポートのためか深夜にも関わらず満席状態で、なんと並ぶ列も出来る始末。毎年、毎期末の話であり、早稲田生は本当に学習能力に欠けていると思う。
飲食店が豊富かつ、おひとり様にも優しいラーメン屋が多い
とにかく早稲田駅前から高田馬場駅の一本道は、歩けば飲食店に当たります。高田馬場駅周辺はもはや、飲食店しかないくらい。学生には嬉しい、安くてボリューミーで胃に優しくないような名物店がわんさか。
特にラーメンは日本で有数の激戦区。ミシュラン掲載の店もあれば、芸能人が経営している店も。
学生に人気の出そうな大衆店だけかと思えば、探せば意外とオシャレな感じの飲食店も多いのが早稲田馬場の良いところ。
が、入れ替わりも激しく、見るたびに店が変わるような立地もあります。5年間で6回入れ替わったところを知っている。
たばこ屋が豊富
流石に学生街なだけあり、タバコと雀荘は飽和。
特に東西線早稲田駅前のたばこ屋はかなり種類が豊富で、都内随一。ここで取り扱っていないタバコは、もはやどこも取り扱っていないレベル。手巻きたばこや葉巻も扱っています。
「早稲田に住むなら?」手書きの地図で早稲田周辺の一人暮らしにおすすめのエリアを解説
図が曖昧ですから、一応地図も貼っておきます。
個人的には、オレンジ色で示した部分がおすすめ。という話は後でしますから、とりあえずは概観を。
図にしてみると意外と鉄道路線が通っていることがわかります。
ここでは記載をしていませんが、早稲田周辺は都バスの経路がかなり豊富であるため、一本で池袋や新宿や渋谷にも出ることが可能です。
水色で示した部分は、有名な神田川。春になると川沿い一帯に満開の桜が咲くので、早稲田生であれば、ぜひ一度は見てほしい景色。
ただ、神田川はそこまで綺麗ではないため、大雨が降ると川近くはドブ臭くなるから、真横に住むのは避けたほうが良いかも。
本キャンは、それなりにデカい事もあり、学部によって住む場所を考える必要もあります。
正直に言えば都電荒川線の早稲田駅周辺は少し交通の便が悪い(東西線早稲田駅とJR高田馬場駅を利用しようと思うと少し遠い。が、この2つは遊びに出るには頻繁に使う路線。)ですが、もし教育学部であればありかも。
余談ですが、教育学部の本陣でもある16号館は、キャンパスの端に追いやられているため「早稲田のチベット」と呼ばれていますが、設備もボロボロで有名。
東西線早稲田駅の東側(鶴巻町や早稲田町)や南側(喜久井町や若松町)が一人暮らしに穴場
初めに申し上げておきますが、「自分自身がオレンジ色周辺に住んでいたからおすすめ場所として選んだ」という個人的な背景をお伝えしておきます。もちろん、住んでいて居心地が良かったからなのですが。
そして、本キャンもしくは文キャンに通うことが前提です。西早稲田キャンパスの場合は、自転車でなければ少しきついかも。所沢は知らん。
まずは2つのオレンジの地区の上、地名で言えば早稲田町と鶴巻町の下部。
学生の通学路には全くなっていないため、かなり閑静です。そして、2018年1月時点の情報ですが、紫色がスーパーの位置。イトーヨーカ堂と三徳というチェーンスーパーがあるため、どちらかが潰れても安心。ドラッグストアも現時点で2つはあります。
そしてもう一つのオレンジで区切った地区、地名で言えば喜久井町を中心に戸山のギリギリ右、若松町の上部。夏目漱石にゆかりのある夏目坂の周辺一帯。
こちらは赤い線は永遠に坂なので、足腰が弱い人にはお勧めできませんが、そこまで家賃は高くない上、若松町のほうに住めば大江戸線も使えるし、徒歩30分くらいで新宿までいけないこともない。
紫で示したLIFEというスーパーはかなり広くて恐らく潰れる心配はほとんどない。というか、潰れたらスーパー難民が発生するくらいニーズを独占状態。
ちなみに地図で高七と書きましたが
- 控えめに言ってもコスパがバグっている
- めちゃくちゃ美味しい
- パワフル女将がいる
という、食べログ評価3.6の、早稲田生の99%が知らない隠れた名店。ぜひお昼に行って1000円の日替わり定食を食べて欲しい。天ぷらの概念が変わります。出来れば内緒にしておきたかったが、つい紹介してしまった。
関連ランキング:天ぷら | 若松河田駅、牛込柳町駅、早稲田駅(メトロ)
話を戻して、オレンジで示したこの2つに共通している点としては
- おそらく早稲田生の盲点となっているため、うるさい学生に囲まれる心配がない。
- というか、盲点を選ぶような皮肉れ者は、早稲田生には珍しい周りに配慮が出来るタイプか、もともと騒がないタイプの2択だから更に安心。
- 早稲田周辺でも治安がかなり良い。
- そこまで家賃が高いわけではない。
- どちらも住宅街に近いため、飲食店にありつくには駅前に出る必要はある。
早稲田周辺の一人暮らしまとめ
と、説明してきましたが、家賃はともかく、時間があれば実際に早稲田を歩いてみるのが一番わかると思います。
授業の行われている平日がおすすめ。昼も夜も、そこまで人通りや雰囲気に差はありません。高田馬場駅周辺は酔っ払いばかりですが、早稲田駅周辺はそこまでいませんから。馬場周辺はかなり留学生が多いイメージ。
最後にですが、早稲田駅周辺の一人暮らしは悪いものではありません。その候補に早稲田駅周辺の盲点を候補に加えてでも頂ければ幸いです。

楽しい早稲田大学生での生活を祈っております。