トノー型のフォルムが美人なタケオキクチの腕時計
筋肉と気合とツーブロックで売っていくような営業マンが付けがちなゴリゴリとしたフォルムの腕時計はイマイチそそられなく、少し中性的なフォルムの「美人」を求めていた自分にとっては、一目惚れ以外の何物でもなかった。

服の上から着けちゃうもんね。
トノー型というらしい。フランス語で”tonneau”、樽の意味との事。
正直この形の腕時計はあんまり見ないのだが、なんだろう、もっとこのタイプを増やしてほしいって切実に思う。
スイスの高級ブランド、フランクミュラーはこの形が多い気がするが、数字盤がうるさくて個人的に苦手なのだ。
「トノー型」と一言で言っても、胴がまんまるとした樽もあれば、きゅっと引き締まった樽もあり、些細な線形の違いで印象というものは大きく変わってくる。
このタケオキクチの腕時計はふちが上品で、大きさも抜群に丁度良い。分類上はメンズだが、ウィメンズもバッチリ決まるサイズだ。
主張し過ぎないネイビーと抜群に合う暗すぎない革の色は、カジュアルな服装にはもちろん合うし、フォーマルなビジネスの場にも充分だ。
自分はシステムエンジニアの営業として、この腕時計とともにビジネスマンを過ごしているのである。
カジュアルな感じにタックイン(シャツイン)してまとめてみた。少し洗練されたシティボーイになった気分だ。
ちなみに、革は裏面に「TAKEO KIKUCHI」の刻印がされている。
ソーラーは面倒屋にピッタリ
一目ぼれの上に決め手となったのは、電池がソーラーであること。
腕時計って(電池の種類によってはもっと長いと思うが)、2年か3年くらいで訪れる電池交換がどうしても面倒で、止まったまま引き出しにしまいっぱなしになってしまう経験はないだろうか。
最近は都内の駅中で、サクッと交換してくれるサービスも展開されているが、もし万が一幸運にも、友人との待ち合わせで早く着きすぎて「暇だな、そういえば時計の電池交換でもするか」ってなった際に、電池の切れた腕時計をたまたま持っているわけでもなく、きっとその頃には引き出しコースになっているはずだ。
つまり何が言いたいかというと、電池の交換は思った以上にメンドウのハードルが高い。
一方で、このタケオキクチの腕時計は、CITIZEN製のクオーツソーラーを利用しており、定期的に自然光に当ててあげれば、それが立派な手入れ。革靴の手入れよりも楽でしょ。※もちろん、永久に持つという訳ではない。
2019年6月時点で購入から1年が過ぎたが、気に入り過ぎて週6くらいはこの腕時計を付けてお出かけしている。(週1は、あえて付けない「皮肉れ者の日」と呼んでいる)
カラーは、2種類。
- 文字盤がネイビー&ベルトが革色
- 文字盤がブラック&ベルトがブラック
ブラックもカッコよいね。
●製品寸法:
全長24 幅1.5 文字盤H3.5 文字盤W3 対応サイズ15.5~20(付属箱)H8.5 W11.5 D8.5
ウィンドウショッピングではあんまり見かけないので(せいぜいTAKEO KIKUCHIの店舗で見るか見ないか)、自分は現物を見ずにAmazonから購入したが、満足している。