ティファールブランドの電気ケトルは正直、かなりの種類があり、しかも

いちいち商品名を格好つけるあまりに、名前だけではどんな製品かピンとこない…
ティファールの電気ケトルのラインナップは、例えば「利用者に合わせて極端に4パターンに個性が違う」というようなわかりやすいモデル展開ではないので、明確な比較がしにくいのが正直な感想。
コーヒーやお茶を美味しく飲みたいなら「アプレシア エージープラス コントロール」

温度の調節が可能な「アプレシア エージープラス コントロール」がおすすめ。
ティファールのラインナップの中では比較的新しいモデル。
この商品の一番の特徴は、7段階の温度設定が出来るところ。

コーヒーや紅茶。高級であれば問答不要で美味しい味が出来ると思い込んでいませんか?
しかし実際、お店で「美味しい」と思いウキウキで購入しても、自宅で淹れると「あれ?」なんて事も。

それ、もしかしたら温度をテキトーにしているのでは?
なぜか、我々、飲み物に関しては「とりあえず熱湯で抽出すれば良い」と蔑ろになってしまう傾向がありますが、温度によって抽出されやすい成分が違う訳でして。
例えるなら強火と弱火を全く気にしないで料理するようなものでして。
玉露や煎茶、コーヒー、紅茶、烏龍茶、それぞれ一般的に適温とされる抽出温度があります。
例えば玉露は60度前後が一番美味しく(甘味成分のアミノ酸が溶けやすく、苦みの成分カフェインが溶けにくい温度であるため)、例えばカフェチェーンで有名なドトールでは93度をドリップコーヒーの適温としているそう。
コーヒーやお茶を淹れる人には絶対的におススメ。

60分設定温度で保温してくれる機能付き(保温には電力消費)。
Ag+(銀イオン)の抗菌力付きなので清潔長持ち。
早く沸かしたいなら「ヴィテス ネオ」

1450Wというパワフルな「ヴィテス ネオ」がおすすめ。
一般的なティファールは1250Wなので1450Wは通常のティファールの16%増しの火力。パワー微増といったところでしょうか。
抗菌素材「マイクロバン」を使用。

せっかちな人にはおススメでしょうか。
(少し沸くのが早いってくらいなのでコメント薄め)
そもそも通常のティファール(1250W)でも、一般的な一人暮らし用のコンロの強火よりも早く沸くので、余程時間を節約したい人以外は必要ないかも。

ポットに触れても熱くないのは「セーフ・トゥ・タッチ」

本体が熱くなるのが嫌な人は「セーフ・トゥ・タッチ」がおすすめ。
公式サイトによれば、二重構造のため側面が熱くなりにくく、また、電気を使わずに80℃以上の温度を30 分間保つことが可能との事。

魔法瓶の構造に近いのかも。

でも、個人的には「熱くないと思って中の水を捨てようと思ったら熱湯だった事件」の方が怖いと思うのは気のせいでしょうか。
オシャレなティファール「メゾン」

メタリックなカラーが映える「メゾン」がおすすめ。
本体がステンレス製で高級感漂うメタリックなフォルムが特徴。
他のティファールは、側面にプラスティック感があるが、流石にメゾンはオシャレ。

というか、そもそもメゾンという呼び名がオシャレですね。
ティファールのロゴマークも、他のラインナップとは違い、メゾンオリジナルのデザインらしい。

カラーは、ワインレッドとステンレスシルバーの2つのバリエーションがある。
オーソドックスなティファールなら「アプレシア プラス」もしくは「ジャスティン プラス」

「とにかく何でもよいから電気ケトルがあれば良い」の人には「アプレシア プラス(0.8L)」もしくは「ジャスティン プラス(1.2L)」をおすすめ。

ティファールの最もオーソドックスなタイプ。
特段抗菌仕様という訳ではありませんが、
- お湯が余ったらすぐ捨てる
- 使わない時には水を空にしておく
と、些細な使い方に気を付けるだけで、自分は一人暮らし4年間ほぼ毎日使っていますが、特段汚れや臭い等は気にならないです。

アプレシアとジャスティンの違いは大きさ。
おすすめのティファールは何か
ここまで代表的なティファールを比較してきましたが、「それでも何を買えばよいかわからない…」人向けには、温度調整が可能な「アプレシア エージープラス コントロール」を圧倒的におすすめします。

一番の決め手は、やはり温度調整。
そもそも、「鍋では沸かすのが億劫だからケトルが欲しい」と思い購入を考える人が大多数だと思うのですが、その目的って、大抵の場合は「コーヒーを淹れる」とかではないでしょうか。
であれば、「温度一つで味が大きく変わる」という部分は見逃せない。
温度調整を自力でする、例えば「沸騰したお湯に水を少し入れて冷やす…」なんて技もあるかも知れませんが、温度が安定しないですし、温度計ないとダメですし、面倒ですし、とにかく面倒です。
正直、ティファールのラインナップの中では高級な部類に位置しますが、電子ケトルなんてそうそう買い替えるものではないので、金欠でなければ、「アプレシア エージープラス コントロール」がおすすめです。

↓1250Wタイプでアホみたいな実験もしてみました。
