スクエアリュックといえば、anello(アネロ)を思い浮かべる人もいるだろう。
anelloのスクエアリュックは、誰にでも気軽に手に届く価格設定もあり、爆発的速度で増えていった。
今では老若男女問わず、「恐らくanelloというブランド名を知らないおばあちゃん」ですらも背負っていたりする。
「外出してanelloのリュックを目撃しなかった日はないんじゃないか」というくらいだ。
自分、実は前々からスクエアリュックが大好きで仕方がなかった。しかし、anelloのブーム以前は、どのブランドもそこまでスクエアリュックに熱を入れておらず、もどかしかった思いがある。
つい最近になってようやくスクエアリュックが市民権を得た気がするのだ。
anelloによって、
という潜在ニーズが浮き彫りになったんじゃないかと思っている。
とはいえ、誰もがanelloはどうであろうか。
決してanelloを否定するわけではない。もちろん、あの価格帯では頑張っている方だとは思うが、正直anelloは、遠目からみても少しチープに感じてしまう訳である。
という訳で、

せっかくだから少し高めで長持ちするものを持ちたい。安物買いの銭失いはしたくない。
という人におススメの、キモチお高めのスクエアリュックを厳選してみた。予算は10000~30000円にしておく。
Moleskine(モレスキン)

え、モレスキンってノートのブランドじゃないの?
と、自分も初めは思った。
モレスキンといえば、
ノートとしてはかなり高い。が、ジョウブで品の良い、世界各国のコダワリ人に愛されるブランドだ。
それが、文房具も揃えてあるタイプの本屋を覗いた際に、偶然、モレスキンのリュックを見つけたのだ。
しかも、結構リュックの種類が多く、また、ほとんどがスクエア型でカッチョ良い。ノート屋の本気を見た。

全色落ち着いたシックなカラーで全て揃えたくなってしまうね。
ポリウレタンでツヤもあり。中央にモレスキンのロゴマークが入っているのも可愛い。
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先程のスクエアリュックと形は似ているが、素材がレザーになり、より高級感が増した。
モレスキンのロゴマークは、サイドにさり気無く。

しかしまあ、モレスキンのリュックはどれも最高の色合いだ。
こちらは先程2つと比較すると、
- 原色に近いカラー
- ナイロン素材
で、よりコンテンポラリーモダンな印象を与える。
こちらは「MOLESKINE」の英字ロゴがさり気無く。
メモやアイデアをすぐに書き留められるようにと、ペンやミニノートが取り出しやすい造りは、モレスキンブランドのリュックには不可欠のようだ。
Un coeur(アンクール)
メーカーとしては一般的には無名に近いと思うが、以前雑貨屋で見かけてシンプルなカッコよさに一目惚れ&衝動買いしたスクエアリュック。
そして、まさか他人と被らないだろうと思ったら、会社の同期と被った。
(彼は「店員におススメされた」と言っていた。どこの店舗かは知らないが、店員推しらしい。)
- YKK(あんまり知られていないが、窓とかサッシとかファスナー作っている日本の大企業。ファスナー業界では、世界ダントツトップシェアを誇る会社)の止水ファスナー
- ナイロン生地の防水加工
により、多少のにわか雨には耐えられる造りとなっている。
見た目でなんとなくわかるかもしれないが、ナイロンは分厚くはないため、ピンと綺麗なスクエア型を保つというよりは、少しダボっとした感じになる。
背面はメッシュなので蒸れにくいので、ピクニックとか、タフに使いたい時にもってこいのリュックである。
Topolpgie(トロポジー)
2018年に生まれたばかりのブランド。
インスタの広告で何回か見かけて「あ、これシンプルでカッコよい」と思ったやつ。2019年8月時点では、「かなり他人と被りにくいかも」なリュック。

ロッククライミングからインスピレーションを受けて誕生したブランドとの事。
ブラックカラーがシックでカッコよさもあるのに、形はランドセルみたいで可愛さも加わっている。
ベルトがライン状になっており、スッキリ洗練された見た目。
TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)
財布でも有名なメンズブランドのタケオキクチ。
菊池武夫は「ビギ(BIGI)」および「メンズ・ビギ(MEN’S BIGI)」の創設者でもあり、初めてパリにメンズブランドを進出させた日本人としても有名。
表地は高密度ナイロンでまとめつつも、ロゴが添えられる上部部分は牛革で出来ており、上品さと高級さをさり気無くアピール。

TAKEO KIKUCHIは「シンプルながらも、さり気無い上品」がウリだと思っている。
A4サイズが収納可能。外側に4つ、裏側に4つポケットがあるので色々と入るかも。
ただ、スクエアリュックあるあるだが、外側に詰め込み過ぎるとスクエアリュックのカッコよさが台無しになるので注意。

裏地がブルーなのも良いね。
ヘリンボン織りコットンの生地の上からコーティングが施されているため、ツヤがあり、撥水性もある。A4サイズが収納できる十分な容量の上、中にはペットボトルホルダーもある。
よりビジネスに向いているフォーマルなリュックだ。
MANHATTAN PASSAGE(マンハッタンパッセージ)
マンハッタンパッセージといえば、グレゴリー等に並んで有名な上、他人と被る率が高く、
(特にこの赤いロゴが目立つので、他人と被った感が強いのだ)、皮肉れ者の自分は避けてきた部分がある。
が、黒と白の英字だけのロゴなら、おとなしくて好きだ。
使い心地については、Amazonのレビューで絶賛されているように、さすがに機能性抜群というところか。
MARGARET HOWELL idea(マーガレットハウエル アイデア)
MARGARET HOWELL idea(マーガレットハウエル アイデア)は、MARGARET HOWELL(マーガレットハウエル)の服飾雑貨ライン。
そして、MARGARET HOWELL(マーガレットハウエル)は自分が大好きなブランドの一つだ。
シンプルなシャツ1枚、平気で1万や2万を超えるが、とにかく絶妙な色合いと細部の造りが素晴らしい。良さは着ればわかる。
マーガレットハウエルのカジュアルラインとしては、「MHL.(エムエイチエル)」が有名。
もしかしたら街中で、「MHL.」のロゴが印字されたトートバックを肩から掛けたオシャレな女性を見かけたことがあるかも。
マーガレットハウエルは、1946年生まれのイングランド出身のファッションデザイナー。
ファッションデザイナーだけども、彼女の家が1冊の本になるくらい、インテリアにも精通しており、もはやファッションデザイナーの域を超えている。
長財布なんか、絶妙に上品な色合いをピンポイントに突いてくる。
ブランドの説明が長くなったが、そんなマーガレットハウエルアイデアのスクエアリュックはこちら。
B4サイズ収納可能。マーガレットハウエルのロゴは、チャックを開けた内側にさり気無く付いており、かなりシンプルなリュックである。どれも色合いが可愛い。
レディース用だが、
- B4サイズが入れば充分
- 軽いスクエアリュックが欲しい
- ファッションの好みが中性的
なメンズにもピッタリ。
まとめ
ここまで、6ブランド10商品を紹介してきたが、どれもステキなスクエアリュックであった。(まとめていて本当に楽しかった。)
ただ、もし、「今、自分が買いたいのは何か」と聞かれたら、

モレスキンを色別に揃えたい。