ESの自己PR文の書き方を大手内定者が教える。「である」調から伝わりやすい構成まで

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自分の経歴と得意分野
東京の下町で一人暮らしをする早稲田大学卒のシステムエンジニア。 一人暮らしで得たライフハック、株やお金、ビジネスに関する話題が得意。 カフェが大好き。文鳥飼いたい。
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この記事は就活を終えた大学5年生当時に書き記した記事です。社員目線ではなく学生目線であるという点にご留意ください。

書き方や文章構成は無数にある

これが自分が就活生の頃の自己PRのテンプレートでした。

最後の「この強みは~に活かせる」は、ほとんどの場合、省いて利用していましたが。

自分はメーカー、製薬業界、Sier業界、海運業界、クレジット業界等を中心に万遍なく、とりあえず最低でもESの質問項目は見ましたが、自分自身の経験からして自己PRは200字もしくは300字、400字が多い事から、今回は400字のオーソドックスな自己PR文の構成を考えていきたいと思います。

一度400字の自己PR文が完成してしまえば、文字数に合わせて減らすだけですから、初めて自己PR文を作るのであれば400字用から取り組むことをお勧めします。

なお、これはあくまで自分の考える構成であり、当然ですが、様々な構成の仕方が考えられると思いますし、正解はその企業の、その人事にしかわからないでしょうから、あくまで参考に。

ESに絶対的な正解はありませんが、少しでも良く見せる事なら少しの工夫で可能。

である調をおすすめする3つの理由

特に初めてESを書く人は「である」調か、「ですます」調に迷うかもしません。ですが、個人的には、「である」調を圧倒的におすすめ

冗長さを減らせる

私の強みは~です。~という経験がありました。~が課題でした。課題に対して大きく2つ工夫をしました。1つは~です

かなり冗長な、知性が感じられない文章に感じられませんか。恐らく、「でした」「です」もしくは「ます」に語尾が限定されるからでしょう。

それに対して「である」調の場合は、

私の強みは~だ。~という経験があった。~が課題だ。課題に対しての工夫が大きく2つ。1つは~という事。2つ目は~。

と、語尾の形に対して様々なバリエーションが考えられることに加え、あんまりにも冗長だと感じる流れには体言止め等も違和感なしに使えるため、まるで物語のようにスムーズな文章が出来るから。

文字数の節約になる

400字という短い字数で強みやエピソードを伝えるには無駄な文字数を上手に減らすことが重要。ましてや200字は、かなり圧縮しなければ余裕がありません

しました。と思います。と考えています。

した。と思う。と考える。

どう考えても、「である」調の方が圧倒的に文字数を減らせます。「ですます」調が、よほど文章力のある人でなければ冗長に感じられる理由には、この背景もあるかもしれませんね。

力強さで説得力が増える

~と考えました。なぜなら~だからです。

人事
人事

ふーん。

~と考えた。なぜなら~だからだ。

人事
人事

おお、確かにそうかもしれないぞ。

である調の方が「自信に溢れた」「なんだか凄いことをしている」ような印象を与えられる気がしませんか

 

さて、就活生の心配事は「である調が失礼に値しないか」かもしれません。

「絶対」という言葉は就活においてはありえませんが、「である調だから読まずに捨てる」なんて企業は、常識で考えればないでしょう。

その証拠に、実際自分は「である調」で全ての企業で通過しました。表面的な部分はファクターではなく、本質は内容の質です。

もし、どうしても心配であれば、みんしゅうやら就職会議やらで、通過ESに「である調」が含まれているか確認すれば良いでしょう。

400字までの自己PRなら1つのエピソードが良い

中には400字で「強み→それを裏付ける2つのエピソード」を書く人もいるかもしれませんが、2つのエピソードそれぞれに充分な「なぜ」「どのように」を記載するには、かなり文字数がキツイ、かつ、構成の難易度が高くなるため、あんまりおすすめはしません。

面接で「他のエピソードはありますか」と問われた際に、初めて述べればよいのであって、無理に詰め込む必要は全くありません。

ちなみに、600字800字を書かせる企業もありますが、こちらはケースバイケース。

文字数が多くなればなるほど「「なぜしたのか」を必ず書いてください」等、企業からの指示が丁寧になる傾向になるので、企業が「人事の読む手間を増やしてまでも文字数の自己PRを増やした意図」を考えつつ従ってください。

強みとエピソード要約は一番初めに持って来る方が圧倒的に読みやすい

さて、肝心の構成についてお話し致します。

書き方は人それぞれと冒頭で述べましたが、それでも確実に言えるのが「一番言いたいこと」「ESに対する簡潔な答え」は冒頭に書いた方が良いという事。

結論から書かなければ

人事
人事

この人は最終的には何が主張したくて、具体例をだらだらと述べているのだろう。

と、例えるならタイトルを知らないまま本を読み進めるようなものだから。

2つをまとめて
~という経験から、私の強みは~である。
も文章構成としてアリ。

強み

僕

一言であなたの良いところを自己PRの最初に伝えてください。

後に語りますが、業界が欲している能力と一致させることが大切です。

ところで、中には

就活生
就活生

「強み」という単語が嫌い。揶揄されがちな「潤滑油」のように、就活生丸出し感があるから。

という人もいるかもしれませんが、下手にアレンジせずに「強み」で十分だと思います。

なぜなら、かっこつけた言い方をしても伝わらなければ意味がないから。

強み以外の表現をあえてするなら、例えば「得意だ」「という性格だ」とかが無難でしょうか。とにかく、奇をてらわずに書くべきだと思います。

経験や実績といったエピソードの要約

就活生
就活生

強みを述べるにあたって、それを一番表現できるこんなエピソードを今から紹介していきますよ。具体的なエピソードを誤解なく読んでもらうためにも、全体の概要を予め頭の中に抑えといてくださいね。

と伝えるための段落。

サークルや部活動、バイトに関して書く人が多いかもしませんが、読む人がたまたま音楽用語に詳しいとは限らない、むしろ素人であることが多いので、出来る限り専門用語を使わずに、例えるなら親にも理解できる伝え方を心掛けてください。

僕

そのコミュニティ以外の人に一度読んでもらって、理解できるか聞いてみるとよいですね。

エピソードの具体化

ここは冒頭で述べた強みを根拠づける重要な段落。

就活生
就活生

ほら、こんな挫折に対してこんな工夫をしたんだよ。こういう背景から、こんな気遣いをしたんだよ。ね、△△という強みの証拠でしょ?

と採用者にアピールする目的。

どのように?何を?どうして?

という要素を盛り沢山に含めます。

この後説明しますが、少し先の面接の事を考えればWhyはあえて最低限にした方が良いと考えています。

(字数が余れば)強みをどのように活かせるか

まとめとして、再度、自分の強みをアピールしつつ、かといって「だから私の強みは~だ」というのも味気ないので「職種で必要な能力を理解しているアピール」として、人事が「この強みならば、弊社の△△な業務に適任かもしれないな」と想像する前に

就活生
就活生

あなたの会社の仕事に、こういう点で活かせますよ。

こちらから、客引きのように強引にアピールしちゃう。

一方で、主張がずれてると、採用者は「?」と逆に混乱してしまう上、400字なら正直文字数が勿体ないので、正直、そこまで必要ではないかと思っています。

僕

自分自身も基本的には書いていませんでしたし、志望動機の方で書けるからね。

強みと業界や会社の欲する能力は一致させる

例えば、バリバリ1人で営業して回るタイプの職種にも関わらず「組織をまとめるマネジメント力が強みです」とアピールしても、

人事
人事

こいつは本当にこの業界を志望しているのか。そもそも職種を理解しているのか

人事
人事

入社してから本当に活躍できるのか

と困惑してしまいます。

さらに、エピソードがどれほど充実して完成されていても、そもそも会社の欲している能力と別の能力を推したところで根本的にずれている訳ですから、刺さるかどうかは怪しいでしょう。

業界研究や企業研究を進める事によって、ガツガツ1人で乗り込んでいく度胸やノルマですら楽しめる力が求められているのか、それとも、マネジメントや工程管理能力、細かい気遣いが出来る能力が求められているのか、わかるはずです。

業界研究や企業研究の仕方はこちらを参考に。

業界研究と企業研究のやり方を大手内定者が語る。業界地図やIR情報の使い方について
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数値を入れて客観性を持たせる

就活生
就活生

本当に熱意を込めて、長年毎日没頭しながら取り組みました。

抽象的過ぎてわからないです。

常に一緒に過ごしてきた友人であれば、あなたの頑張りを理解はしてくれるかもしれませんが、読む側は、あなたの事を全く知りません。便利な装飾語で盛る前に「数値」を入れることを心掛けましょう。

就活生
就活生

7年間毎日3時間必ず取り組みました。

これなら文字数も抑えられるし、「熱意を込めて」なんて盛る下心がバレバレの修飾語を使わずとも、熱心に取り組んだことが伝わります。

「Why?」は最低限で良い。面接に備えて「あえて」突っ込みどころを用意する

なぜ?は面接で最も大切になってくる部分。

面接官はしつこいくらいに何回も深堀しながら「あなたが論理的に考えることが出来るか」「そもそも、しっかり考えているのか」を探り出します。

だからこそ、ESで「なぜ?」を完璧にまとめすぎると、面接の際に言う事が無くなってしまう訳です。

面接官も深堀りが難しいから、でも聞かなくてはならないから、苦肉の末、本質からずれた質問をせざるを得ない。もちろん、学生からしたら想定外の質問で「そもそもそれを聞いて何になるの」という質問になってしまう。

お互い

人事
人事

もはや何を意図として質問しているのだろう(だって聞くところないし)

就活生
就活生

もはや何を意図として質問しているのだろう(無能な人事だな)

と思いつつ、負のスパイラルから抜け出せないのです。

そして、もしwhyを書くのであれば、そこを深堀りされると仮定して「どんな質問が来るだろう。それに対して論理的にこたえられるか」まで想像して書くと、面接対策が楽になります。

「伝えたいことが多すぎて400字の自己PRでは収まらない」くらいの濃度でなければ良いESとは言えない

心地の良い修飾語で盛るのは止めよう

就活が終わり、(控えてに見てもしっかりしている)後輩のESですら、眺めている時に感じたこと。

僕

冗長な修飾語が多い。

例えば

熱心に取り組んだ。

取り組んだ。

で充分。自己PRに書くくらいなのだから熱心は自明

信頼できる友人や先輩のアドバイスや叱咤激励を自ら積極的に求め、非常に困難な課題をなんとか解決することに成功しました。

は、長すぎて何言ってるかわからない文字数稼ぎの魂胆が丸見えだから

主体的に周りの協力を求め、課題を解決しました。

で、圧縮した文字数だけ有意義なところに使いましょう。

多少大袈裟にしましたが、割とリアルにありがち

一度600字程度で書いてみてから凝縮させる

で、初めから400字を目指すと、どうしても浅くなってしまう訳です。

だから、400という制限を気にせずに、とりあえず600字で自由に書いてみましょう。むしろ、600字という目安すら要らないかもしません。

  1. とりあえず400字を遥かに超えた長文で書いてみる
  2. いらないお飾りの言葉や、言い回しを問答無用で削ってみる
  3. 1文1文に対して優先順位を付けて、400字に収まるように内容を削っていく

この流れで書いてみることをおすすめします。

そもそも会社はESを読んでいるのか

これは、定量的な分析ではなく、自分の感覚的な経験談ですから参考程度に。

  • 業界や企業によるとしか言いようがない。「読んでる」「読んでない」の断定的な判断基準は付けられない。
  • ES提出段階ではほとんど読んでいなくて、webテや学歴で合否を決定し、いざ面接になった際に参考資料としてようやく利用するところも多いと感じた。
  • 締め切りギリギリ(大学生のレポートと同様ですから、駆け込み乗車で提出量は満員電車状態)に提出して1日2日で結果が出るところは、恐らく読んでいない。
  • みんしゅうの「全通ですね」は当てにするな。

結局、読んでないにしろ、面接の際に手元の資料として困ったときに質問の手掛かりにするのには変わりないので、読みやすい文章、質問がしやすい自己PRを構成することは非常に大事。

最低でも説明会解禁前には完成していなければ、就活でかなり苦労する

のんびり就活を始めようとしている人には衝撃的かもしません。

が、説明会解禁と同時にESの提出が始まる最近の就活の傾向を考えると決して言い過ぎではないと断言できます。

つまり、説明会や、ESと同時に行われる事の多いWEBテストに追われる忙しい時期に

就活生
就活生

ESで落ちてばかりだから、恐らく根本的に書き方が違うのではないか。

就活生
就活生

やっぱりこの自己PRじゃ伝わらないから、1から書き直そう。

となった際に、既に手おくれ状態だから。

焦りと忙しさが相まって、もはや冷静に伝わる自己PRを書き直すことが難しいのです。この時期から面接も増えてきますから更に。

就活生
就活生

この企業には書き直す前の自己PRで、あの企業には書き直した後の全く別エピソードの自己PRで…

はよほど器用な人でなければ成功しません。

だからこそ、自己PRはなるべき早めに完成させることを考えておきましょう。

 

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東京の下町で一人暮らしをする早稲田大学卒のシステムエンジニア。 一人暮らしで得たライフハック、株やお金、ビジネスに関する話題が得意。 カフェが大好き。文鳥飼いたい。
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