OB訪問はするべきか、実際にする際の質問や注意点を考える

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そもそもOB訪問、OG訪問はするべきか

端的にまとめると「時間があって志望度が高いならOB訪問をした方が良い」という結論です。

とはいえ、状況や時期によって気を付けなくてはならないこと、求められる質問の質が変わってくるので、大きく4つのシチュエーションにわけて簡単に整理したいと思います。

この記事では「企業を通した」OB訪問というニュアンスで語ります。とはいえ、企業を通していなくても重要な部分も多いのでぜひ参考に。

説明会解禁前の時期で、業界研究や軽い企業研究を済ませた人

時間があるなら是非OB訪問をしましょう。

この時期は閑散期の自動車教習所のようにアポも取りやすいでしょうし、この時期からOB訪問することで「あれ、やっぱりこの業界、会社は違うかな」と冷静な気持ちで分析できます。説明会解禁後は、業界が自分に合っているかなんて考え直している暇がないので、この時期のOB訪問はギャップを埋めるための有利なポイント。

ただし、企業によっては、この時期には公式に受け付けてないところも多いです。インターンに参加した際に人事に「この企業に物凄く興味があるからOB訪問をしたい」と熱意を持って伝えればアポを取ってくれることも多いので、挑戦してみる価値はあるかも。

注意としては一応、企業側が訪問内容をチェックしている可能性があることだけは頭の隅に置いておいてください。とはいえ、この時期であれば多少失礼があったり質問の内容が悪くても、大目に見てくれるでしょう。

説明会解禁前の時期で、業界研究をまだやっていない、「就活ってどうやるんだろ…?」な人

OB訪問は少し段階を飛ばしすぎかもしれません。インターンに参加したり、業界研究を行ったり、まず初めのステップから始めましょう。

効率の良い業界研究のやり方の3ステップを考える

2017.08.12

説明会解禁後で、業界研究や企業研究を済ませた人

OB訪問をするべきです。

業界研究や企業研究をしっかりこなすと「どうしてもわからない、調べても出てこない」疑問が間違いなく出てくるはず。もし湧き出てきていないのなら、研究の仕方が甘い、もしくは内心その会社に行きたいと思っていない、のどちらかです。

前者の場合。

手前味噌ですが、この記事を読むと業界研究が捗るかもしれません。

効率の良い業界研究のやり方の3ステップを考える

2017.08.12

効率の良い企業研究のやり方の4ステップを考える

2017.09.17

後者の場合。

どうせ面接でバレる、もしくは志望動機で苦労をするので、この段階できっぱりと違う会社にエネルギーを振り当てましょう

 

面接で緊張しない対策としても、社会人とたくさん話すチャンスがあるOB訪問は重要です。

説明会解禁後だけど、まったくもって業界や会社の知識がない人

OB訪問の前に業界研究や軽い企業研究をしてください。

現時点での知識では恐らくOB訪問をしたところで、ドリンクバーのオレンジジュースくらい薄い質問しか出来ずにあなたも社員さんも気まずい思いをします。特にこの時期に行うOB訪問はやり取りがチェックされ、選考に影響してくる場合が多いので、注意が必要です。

効率の良い業界研究のやり方の3ステップを考える

2017.08.12

効率の良い企業研究のやり方の4ステップを考える

2017.09.17

何回目だよこの記事張るの」という苦情は受け付けません。

まずはこの記事に書いてあることを実践して、最低限の知識を身に付けてください。

念のため忠告しておくと、大手志向の場合、就活を始めた時期としては相当出遅れているのでガチ目に取り組まないと選考で相当苦労します。高学歴だからと油断している大手病のあなた。戦う相手は、同じ学歴の学生だということを忘れずに。

時期を問わず、そこまで行きたいと思わない会社の場合

OB訪問をするのは時間の無駄だと思います。

そもそも、どうせ面接で志望動機を聞かれた時にボロが出るので、その会社を候補から外すのも戦略の一つです。

個人的な実体験の感想ですが「ESに書くことがない。時間ばかりが過ぎていく。書けないのでイライラが募る。結局、良いところが無さ過ぎて選考をぶっちした。他の企業に時間を割けば良かった。」という負のスパイラルに陥る可能性もあるので「行きたくない」「お世辞にもESに企業の魅力が書けない」ならバッサリ切った方が、精神衛生上良いかも。

OB訪問が選考に密接に関わってくる場合

数はそこまで多くはないですが、OB訪問をしないと絶対に受からない企業もあります。金融業界やインフラ業界に多い印象を感じました。

当然、OB訪問はマストですが、中身を見られていることを忘れずに。何も準備をせずに遊びに行くと、二度と呼んでもらえないでしょう。「これはOB訪問というよりも、ほぼ選考だ」という認識で臨みましょう。

OB訪問のメリットとは

社会人との話に緊張しなくなる

ぶっちゃけ、今まで社会人と1対1で面と向かって話す機会ってありましたか?普通の学生はないですよね。なのに就活の時期を迎えると急に面接官と3対1になったりする訳で。緊張しないわけないですよね。

選考が本格化する前にスーツを着て1対1で話す機会は、OB訪問しかありません。

自分は人生初めてのOB訪問こそ緊張のあまり社員さんから心配されましたが、慣れとは怖いもので、面接官に気に入ってもらうためにはどう社会人と話せばいいのか、PDCAサイクルを回しながらOB訪問を楽しんでいました。一種のゲームみたいな感覚ですね。

面接でそのまま使える

単発の質問が飛び交う座談会と比較すると1つの質問を深堀する時間があるため、より具体的な仕事の中身を聞けます。それを面接の際にそのまま流用することが出来ます。

ちゃっかりしている就活生
具体的にはこういう仕事の印象なのですが(OB訪問で把握済み)、自分の強みである調整力をおおいに発揮出来る場所だと思いました(すっとぼけ)

ちなみに自分は面接では、あえて「OB訪問の際にお伺いした話なのですが…」を隠すことによって「こいつ、自分だけの力でここまで具体的なイメージを…情報収集能力が凄いな」と思って貰う作戦を取っていました。

逆に、OB訪問しましたアピールをしてもいいですね。ただし、手元の資料にOB訪問の数が記載されている可能性も考えられるので「自分は10人にOB訪問しました」と嘘はつかないように。

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面接官からしても、ネットで手に入る抽象的な情報を述べる大多数の学生より具体的な仕事のイメージをしっかりしている学生の方が優秀に見えるでしょうし、「OB訪問で得た具体的な仕事内容」は貴重だと思います。

ネットでは得られない情報や雰囲気が知れる

転職サイトやIR情報は、あくまで無機質な文章であったり、そもそも新卒での就活に必要な情報(初期配属はどこが多いのか、若手の雰囲気はどうなのか)は扱っていなかったりします。

OB訪問に慣れた社員なら就活生寄りの情報を蓄えているので、割と面接でも使える情報を教えてくれました。

 

また、ネットだけの情報では限界があるので、実際の雰囲気を感じることも重要です。

転職サイトで高評価だった、ある会社の座談会に参加したときの話ですが、座談会で先輩社員が話している横で後輩社員が爪を噛んでいるのを見たとき「この会社、緩くて働きやすいんだろうな」と思う反面「その癖、10年間誰からも注意されなかったんだ…」という悲しい気持ちになったので選考には進みませんでした。

他にも「社員がイケイケすぎる」とか「逆に寡黙すぎて自分が気を遣ってるんだが」という自分に合わなかった企業は、実際にOB訪問や座談会に参加するまでは「この会社、めっちゃ自分ぽくね?」と思い込んでいたりしました。

奢ってもらえる

なんやかんやで、これは学生の特権だと思います。就活生の時点では学生はあくまで企業のお客様。なんていい身分なんでしょうか。お話を聞けて更にカフェで奢ってもらえるとは。通常はカフェですが、友達の中には普通に美味しいご飯を奢ってもらっている人もいました。羨ましい。

ここで気になるのが、何を注文すればいいかという点ですね。

自分は、高すぎず安すぎずの「カフェラテ」ラインを狙っていました。というか、ぶっちゃけ個人的にカフェラテが好きなだけなんですけどね。

デートや友達と遊びに来ている訳ではないので、流石にトッピングましましのドリンクは避けましたが、1番安いドリンクである必要はないと思います。カフェではアイスコーヒーなんかが安いですが、苦い珈琲が苦手な人も多いでしょうし、社員さんも全く気にしないはずです。

常識のある範囲で、自分の好きなドリンクを注文しましょう。サイズに関しては、社員の方と一緒で問題ないと思います。

「何を注文すれば評価があがるんだろう…」なんて神経質にならずに、ニッコリしながら「奢っていただくなんて嬉しいです、就活中バイトできないから金欠なんですよね~」なんて言っておけば、共感を得れるので大体オッケーです。軽いアイスブレイクにも繋がりますしね。社員さんからすれば「ぶっちゃけ経費で落ちるから、気分を害さなければ関係ない」という考え方も出来ますね。

OB訪問をする際の注意点

3つ。

  1. 会社経由でOB訪問をしている際には、社員の考え方にバイアスがかかっていると認識し、質問のにも注意する
  2. 自分がOB訪問される側だとして「この学生には、たくさん情報を提供したい」「本気で相談に乗りたい」と思えるか、客観的に自分を見る
  3. 質問したら、最低もう1回は深堀りする

OB訪問は内容が見られている

会社経由でOB訪問を申し込んだ際には要注意です。OB訪問中はメモを取っている素振りを見せませんが、高確率で面談内容をチェックしていると考えた方が合理的でしょう。

なぜなら、果たして本当に学生の相談に乗るためだけに貴重な社員のリソースを割く企業がこの地球上に存在するかという話。

社員の賃金を時給換算すると最低2000円はするでしょう。会社に何もメリットがないのに、社長がGOサインを出すでしょうか?純粋に学生の就活相談をするだけなら、その会社は良い会社ですが営利団体として失格です。

OB訪問で会う社員さんは、会社に満足している社員が多いことを認識するべき

また、会社経由で斡旋される社員は控えめに言っても「会社に満足している」「会社の顔として活躍している」「学生に受けの良い雰囲気」といった、優等生社員である可能性が高いです。

会社としては当然、OB訪問を通して志望度を上げて欲しいですし「実のところ、部署の雰囲気悪いんだよね…君は未来があるんだから別の会社を受けた方が良いよ」なんて言っちゃうような、会社に不満を抱きまくりの社員をOB訪問に参加させるでしょうか。OB訪問で会う社員は「会社の中では比較的優秀かつ、会社に満足している」というバイアスがかかっているという認識は非常に大切です。

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自分が社員だったら、この学生に全てを打ち明かせるか

社員だって人間です。出会ってすぐに「年収は?」「辛いことありますか?」とか初対面の人に聞かれまくったら、あなただって嫌ではないですか?

会社に所属している以上、ある程度、自分の会社への愛着はあるはずです。

社員
この子は表面的なことしか聞けないし、一緒に働いても楽しくなさそうだな…もっと優秀な学生に入ってほしい

自分は、いつも簡単な自己紹介でアイスブレイクをしてから質問させていただいていました。

質問をさらに深堀りするとは?

例えば

就活生
チームと個人、どちらで行動することが多いですか?

といった質問の場合

出来ない就活生
あ、チームで行動することが多いんですね、じゃあ次の質問なのですが…

ではなく、

出来る就活生
なるほど、それは部署によっても傾向が同じなのですか?××部署は、仕事のイメージ柄、個人で行動することが多いのかなと思ったのですが…

のように、質問を続ける努力をしてみましょう。初めは慣れないかもしれませんが、だんだんと質問が湧いて出るようになってきます。

単発の質問が何連続で飛んでくると「あれ…この子、本当に自分の説明を理解してくれているのかな?」と不安になるはずです。相手の質問を更に深堀りしていくことで、熱心さ、質問力を伝えることに繋がります。

慣れないうちは、質問+深堀りの質問の2段構えで予め用意しておくと良いかもしれません。

OB訪問を最大限に活用するために

最低10個以上の質問を自分で作って用意すること

OB訪問は30分もしくは1時間のケースが多いです。

OB訪問に慣れてくると5、6個の質問の準備だけでも、その質問を軸に次から次へと自然と質問が思い浮かびますが、OB訪問初心者にとってはこの時間はとても長く感じるはず。社会人と話慣れていないと緊張してしまい、いつものような柔軟な思考力が働かないもの。

OB訪問に慣れていない人、初めてOB訪問をする人は、最低10個は質問を予め自分で考えてメモしておきましょう。

「10個か…楽勝だな」と思われるかもしれません。が、実際に書き出してみると10個って結構捻り出すのに苦労したりします。また、実際に10個質問を考えると気付くのですが、実は質問を考える過程で半ば強制的に企業研究が進みます

 

書くという行為もポイントです。

実際に書き出すことで「あれ?これってもしかして調べれば解決するかもしれない、くだらない質問じゃん」「この質問のついでにこれも聞きたいな」と、質問を客観的に見つめ直すことが出来るのです。

頭の中の思考を実際に書き出してみると「あれ?こういうことだったのか」と一種のインスピレーションのようなものを感じる経験ってありませんか?

自分は書くだけでなく、質問を実際に音読までして入念に準備したことがあります。その時は「あれ?これ文字だと普通の印象だけど、実際に声に出してみると若干失礼な文章かもしれない」と新しい気付きを得たので、時間がある人は是非試してみてください。わかりやすく尋ねる練習にもなりますよ。ぬいぐるみ相手に質問をぶつけまくってください。

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非常に大切なことを言いますが、質問は自分で考えること。

ネットで「OB訪問 質問」と調べた人、そう調べれば何とかなるだろうと思っていた人、この記事を読んでいる中にも多いと思います。まあ、気持ちはわかる。

確かに右も左もわからない中である程度の指標があるのは助かりますが、正直言うと、あのレベルの抽象度合いの質問では良い評価には全く繋がらないと思います。

つまり、全就活生に向けた記事で書けるほど「抽象化された質問」はOB訪問の質問の質としては最低レベルということ。参考程度に質問の方向性のベースにするのはいいですが、あのレベルの質問ばっかで30分を過ごしていいのは人生で初めてのOB訪問のみです。

では、どのような質問が良いのか。

 

 

出来るだけ質問を具体化することです。

出来る就活生
自分はこう思ったが実際はどうなのか」「こういう情報を得たが、こういう認識で合っているのか」「ここまで調べたが、どう頑張ってもこの職種のイメージだけつかない。具体的にはどのような流れで1つのプロジェクトが完結するのか知りたい」

このように「自分はこういう認識で立ち止まってしまった」と詳しく伝えるべき。

 

社員としても「しっかり調べてくれているんだな」という嬉しい気持ちが湧きますし、「学生の現状の知識を把握したうえで、質問に具体的に答えられる」という安堵もあります。

単に「社員さんの就活での志望動機は何でしたか?」と聞かれるのと、満足度では比べ物にならないはずです。

 

具体例を挙げてみましょう。

出来る就活生
決算説明会を読んで、経営陣の方針としては特に××部署において相当海外志向を目指していると感じたのですが、実際に部署の雰囲気として海外志向に向かっている実感はありますか?

この質問からは、しっかり会社の事を調べた上で現状の自分の認識と社員さんの認識を照らし合わせており、熱意と意図が伝わりますね。

 

「質問力」に関してはこちらの記事も参考にしてみてください。座談会で「浅いな…」と感じた質問に対して毒を込めて突っ込ませていただいています。

座談会で「それ、ネットの就活サイトに毒されてない?」と思う質問が多いと感じた話

2017.04.29

まとめ

  • 時間に余裕がある就活生なら、OB訪問はするべき。社会人と緊張せずに話す訓練になるし、質問力を磨くことは逆質問にも活かせるはず。
  • 企業を通してOB訪問をする際は、内容をチェックされている可能性が高いことに注意。逆に言えば、アピールの場にもなる。
  • OB訪問で出会う社員さんは、会社に満足している優等生である場合が多いという認識は必要。
  • 最低10個は質問を自分で考えて用意。それぞれ深堀りも考えておこう。
  • 「具体化」や「自分はこう考えたが」を意識すると良い質問がしやすい。

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ABOUTこの記事をかいた人

東京で一人暮らしをする早稲田大学5年生。来年からSE。 弾き語りを7年間続けている音楽経験、一人暮らしで得たライフハック、株やお金に関する話をします。特に就活に関しては聞きたいことあったら記事にしますので、twitterページから連絡を頂けると助かります。