OB訪問はするべきか。質問内容や注意点、選考に有利不利の影響を考える

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自分の経歴と得意分野

東京の下町で一人暮らしをする早稲田大学卒のシステムエンジニア。
一人暮らしで得たライフハック、株やお金、ビジネスに関する話題が得意。
カフェが大好き。文鳥飼いたい。

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この記事は就活を終えた大学5年生当時に書き記した記事です。社員目線ではなく学生目線であるという点にご留意ください。

そもそもOB訪問、OG訪問はするべきか

端的に言えば「時間があって志望度が高いならOB訪問をした方が良い」という結論です。

とはいえ、状況や時期によって気を付けなくてはならないこと、求められる質問の質が変わってくるので、大きく6つのシチュエーションにわけて簡単に整理したいと思います。

この記事では「企業経由で斡旋された」OB訪問というニュアンスで語ります。

説明会解禁前の時期で、業界研究や軽い企業研究を済ませた人

時間があるなら是非OB訪問をしましょう。

この時期は閑散期の自動車教習所のようにアポも取りやすく、この時期からOB訪問することで

就活生
就活生

あれ、やっぱりこの業界、会社は違うかな

と冷静な気持ちで分析できます。説明会解禁後は、業界が自分に合っているかなんて考え直している暇がありません。この時期のOB訪問はギャップを埋めるための有利なポイント。

ただし、企業によってはこの時期のOB訪問は公式に受け付けてないところも多いです。

インターンに参加した際に人事に「この企業に物凄く興味があるからOB訪問をしたい」旨を熱意を持って伝えれば調整してくれる企業も多いので挑戦してみる価値はあるかも。

注意点として一応、企業側が訪問内容をチェックしている可能性があることだけは頭の隅に置いておいてください。とはいえ、この時期であれば多少失礼があったり質問の内容が悪くても大目に見てくれるでしょう。

説明会解禁前の時期で、業界研究をまだやっていない、「就活ってどうやるんだろ…?」な人

OB訪問は少し段階を飛ばしすぎかもしれません。インターンに参加したり、業界研究を行ったり、まず初めのステップから始めましょう。

業界研究と企業研究のやり方を大手内定者が語る。業界地図やIR情報の使い方について
この記事は就活を終えた大学5年生当時に書き記した記事です。社員目線ではなく学生目線であるという点にご留意ください。 就活で業界研究を最重要視するべき理由 就活を最近始めた大学生の皆さんは 就活生 そもそも何を...

説明会解禁後で、業界研究や企業研究を済ませた人

OB訪問をするべきです。

業界研究や企業研究を正しい方法で丁寧に行えば「どうしてもわからない、いくら調べても出てこない」疑問が間違いなく出てくる。

もし自然と湧き出てこないのであれば、研究の仕方が甘い、もしくは内心その会社に行きたいと思っていない、のどちらかです。

研究の仕方が甘いと感じる場合は、手前味噌ですが、この記事を読むと業界研究が捗るかもしれません。

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内心その会社に行きたいと思っていない場合。少し立ち止まってください。

先ほどの記事でも述べていますが「自分は全くもって別の業界には興味が無い」「この業界しかありえない」という思い込みで一部の業界しか見ていないのであれば少し勿体ないです。少し視野を広げてみましょう。

そこまで考えた結果、どうしても会社に対する疑問も湧いてこない上に内心その会社に行きたいと思っていない場合。

その企業は受けなくても良いのではないでしょうか。

選考を進めたところでどうせ面接で熱意がバレるでしょうし、そもそも志望動機に何を書いていいか悩み相当時間を浪費するから。

この段階で違う会社にエネルギーを振り当てるのも立派な戦略

湧き出てきた疑問をOB訪問で解消することが出来れば、企業研究としてはこれ以上必要無いレベルに達することが出来ます。他の就活生に差を付ける切り札としてOB訪問を最大限活かしてください。

説明会解禁後だけど、まったくもって業界や会社の知識がない人

OB訪問の前に業界研究や軽い企業研究をしてください。

現時点での知識では、恐らくOB訪問をしたところでドリンクバーのオレンジジュースくらい薄い質問しか出来ずにあなたも社員さんも気まずい思いをします。特にこの時期に行うOB訪問は、やり取りがチェックされ選考に影響してくる場合が多いため注意が必要。

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「何回目だよこの記事張るの」という苦情は受け付けません。まずはこの記事に書いてあることを実践して最低限の知識を身に付けてください。

念のため忠告しておくと、大手志向の場合、就活を始めた時期としては相当出遅れているので本気で取り組まないと選考で非常に苦労します。

実際、この時期に就活を始めた知り合いで順風満帆な終え方をしている人はいませんでした。

高学歴だからと油断している大手病のあなた。

戦う相手は、そもそも同じ学歴の学生だということを忘れずに。

時期を問わず、そこまで行きたいと思わない会社の場合

OB訪問をするのは時間の無駄だと思います。

そもそも、面接で志望動機を聞かれた時にどうせボロが出るので候補から外すのも上手な戦略の一つです。個人的な実体験での感想ですが

僕

ESに書くことがない。時間ばかりが過ぎていく。書けないのでイライラが募る。結局、会社に良いところが無さ過ぎて選考をぶっちしてしまった。他の企業に時間を割けば良かった。

という負のスパイラルに陥るので「行きたくない」「お世辞にもESに企業の魅力が書けない」ならバッサリ切った方が、精神衛生上良いかも。

OB訪問が選考に密接に関わってくる場合

数はそこまで多くはないですが、OB訪問をしないと絶対に受からない企業もあるそう。

金融業界やインフラ業界に多い印象を感じました。

当然、OB訪問はマストですが、中身を見られていることを忘れずに。何も準備をせずにお茶する感覚で行けば、二度と呼んでもらえないでしょう。「これはOB訪問というよりも、ほぼ選考だ」という認識で臨むこと。

OB訪問のメリットとは

社会人との話に緊張しなくなる

学生の皆さんは、今まで社会人と1対1で面と向かって話す機会はありましたか。

普通の学生はないです。しかし、就活の時期を迎えると急に面接官と3対1で自分を売り込む必要がある訳で、緊張するなと言うのは無理があります。

選考が本格化する前にスーツを着て1対1で話す機会はOB訪問しかありません

自分は人生初めてのOB訪問こそ、緊張のあまりに社員さんから心配されましたが、慣れとは怖いもの。

次第に、面接官に気に入ってもらうためにはどのように社会人と接すれば良いのか、少し楽しみながら、一種のゲームのようにOB訪問が出来るように成長しました。

社員のエピソードを面接で活かせる

単発の質問が飛び交う座談会と比較すると、OB訪問では1つの質問を深堀する充分な時間が取れるため、より具体的な仕事の中身を聞けます。それを面接の際にそのまま流用することが出来るかもしれません。

就活生
ちゃっかりしている就活生

具体的にはこういう仕事の印象なのですが(OB訪問で把握済み)、自分の強みである調整力をおおいに発揮出来る場所だと思いました。

ちなみに自分は面接ではあえて「OB訪問の際にお伺いした話なのですが…」という枕詞は積極的には使いませんでした。

なぜなら面接官に「この学生は情報収集能力が高いな」という印象を与えたかったから。

逆に露骨にOB訪問しましたアピールをするのも戦略の一つ。

ただし、手元の資料にOB訪問の数が記載されている可能性も考えられるので「自分は10人にOB訪問しました」と嘘はつかないように。

面接官からしても「またこれか」というネットで手に入る抽象的な情報を述べる大多数の学生より、具体的な仕事のイメージを持っている学生の方が明らかに優秀に見えるのは当然。それほど「OB訪問で得た具体的な仕事内容」は貴重。

ネットでは得られない情報や雰囲気が知れる

転職サイトやIR情報は、あくまで無機質な文章であったり、初期配属はどこが多いのかや若手の雰囲気はどうなのか、といった新卒での就活に必要な情報は扱っていなかったりします。

また、ネットだけの情報では限界があり実際の雰囲気を感じることも重要。

転職サイトで高評価で興味のあった会社の座談会に参加したときの話ですが、座談会で先輩社員が熱心に話している横で後輩社員がずっと爪を噛んでいる姿を目撃した時「この会社は緩くて働きやすいんだろうな」と思う反面「10年間誰からも悪い癖を注意されなかったんだ」という悲しい気持ちになり選考には進みませんでした。

他にも「社員がイケイケすぎる」「逆に寡黙すぎて自分が気を遣っている」という企業は、実際にOB訪問や座談会に参加するまでは「この会社こそ天職だ」と思い込んでいたりしました。

奢ってもらえる

就活生の時点では学生はあくまで企業のお客様。なんて良い身分なのでしょうか。お話を聞けて更にカフェで奢ってもらえるとは。通常はカフェですが、知り合いは普通に美味しいご飯を奢って貰ったと話していました。羨ましい。

ここで少しだけ気になるのがカフェでは何を注文すればいいかという点かもしれません。

自分は、高すぎず安すぎず定番の飲み物であれば何でも良いのではという判断をしました。もちろん、休日のゆったりしたデートや友人と遊びに来ている訳ではないので流石に

就活生
就活生

なんたらフラペチーノのグランデを1つお願いします。ソースを+50円でキャラメルソースに。

はアウト寄りのアウトですが、1番安いドリンクである必要は全くないと思います。カフェでは大抵アイスコーヒーが一番安いですが、苦い珈琲が苦手な人が多いのは、もはや一般常識。だから、カフェラテを選ぼうがミルクティーを選ぼうが社員さんは全く気にしないはずです。社員からすれば

人事
社員

そもそも経費で落ちるから、気分を害さなければ関係ない

ですから、常識のある範囲で自分の好きなドリンクを注文しましょう。サイズは社員の方と一緒で問題無いと思います。

時間も長くはないですし、お互い常に喋っているので減らないです。

むしろ、最後に慌てて吸い込んだ経験もあるので、欲張ってラージサイズにする意味は、あんまりないかも。

「何を注文すれば評価があがるんだろう」と神経質にならずに、ニッコリしながら「奢っていただくなんて嬉しいです。就活中バイト出来ないから金欠なんですよね。」なんて言っておけば共感を得れるのでオッケー。軽いアイスブレイクにも繋がりますから。

OB訪問をする際の注意点

全体像を先にまとめておきます。

  1. 会社経由のOB訪問は社員の考え方にバイアス(偏見)がかかっていると認識し、質問の質にも注意をする
  2. 自分がOB訪問される側だとして「この学生には、たくさん情報を提供したい」「本気で相談に乗りたい」と思えるか
  3. 質問したら最低1回は深堀りする

OB訪問は内容が見られている可能性が非常に高い

会社経由でOB訪問を申し込んだ際には要注意。OB訪問中はメモを取っている素振りを見せませんが、高確率で面談内容をチェックしていると考えた方が合理的でしょう。

なぜなら、企業は営利団体だから。

他の記事で嫌というほど理屈を説明しているので詳しくは省きますが、つまりは、純粋に学生の就活相談をするだけなら優しい会社には間違いないが、営利団体としては失格ということ。

OB訪問で会う社員は、会社に満足している模範生が多いことを認識するべき

会社経由で斡旋される社員は控えめに言っても「会社に満足している」「会社の顔として活躍している」「学生に受けの良い雰囲気を持つ」といった優等生社員

会社としては当然、OB訪問を通して志望度を上げて欲しいですから「実のところ、部署の雰囲気悪いんだよね。君は未来があるんだから別の会社を受けた方が良いよ」と発言してしまう可能性のある、会社に不満を抱きまくりの社員をOB訪問に参加させるでしょうか。

会社経由のOB訪問で会う社員は「会社の中では比較的優秀かつ、会社に満足している」という生存バイアスがかかっているという認識は非常に大切。

自分が社員だったらを想像する

社員だって人間です。出会ってすぐに「年収はいくらくらいですか。」「辛いことありますか。」と初対面の人に聞かれまくったら、あなただって嫌な気持ちになるはず。会社に所属している以上、会社への愛着はもあります。

人事
社員

この子は表面的なことしか聞かないから一緒に働いても楽しくなさそうだな。もっと優秀な学生に入ってほしい。

自分はいつも、少し面白おかしく簡潔な自己紹介でアイスブレイクをしてから質問していました。あちらは仕事、こちらは就活という目的がありますが、一緒にいる時間を楽しんでもらうのは大切な考えです。

質問をさらに深堀りするとは

例えば

就活生
就活生

この職種において、チームと個人のどちらで行動することが多いですか。

という質問の場合

就活生
就活生

チームで行動することが多いのですね。では、次の質問なのですが

ではなく

就活生
就活生

なるほど。それは部署やチームによっても傾向が同じなのですか。××部署は仕事のイメージ柄、個人で行動する事が多いのでは、と推測したのですが。

のように質問を続ける努力をしてみましょう。初めは慣れないかもしれませんが、だんだんと自然と質問が湧いて出るようになってきます。

というのも、単発の質問が何連続で続くと

人事
人事

あれ。この子、本当に自分の説明を理解してくれているのかな。

と不安になるから。

相手の質問を更に深堀りしていくことで、熱心さ、質問力を伝えることに繋がります。慣れないうちは、質問+深堀りの質問の2段構えで予め用意しておくと良いかもしれません。

OB訪問を最大限に活用するために

最低10個以上の質問を自分で作って用意すること

OB訪問は30分もしくは1時間程度が多いです。OB訪問に慣れると5、6個の質問の準備だけでも、その質問を軸に次から次へと自然と質問が思い浮かびますが、OB訪問初心者にとってはこの時間はとても長く感じます。社会人と話慣れていないと緊張してしまい、いつものような柔軟な思考力が働かないもの。

OB訪問に慣れていない人、初めてOB訪問をする人なら、最低10個は質問を予め自分で考えてメモしておきましょう。

実際に書き出してみると10個を捻り出すのは意外と苦労します。

また、実際に10個質問を考えるとふと気付くのですが、実は質問を考える過程で半ば強制的に企業研究が捗ります

書くという行為もポイント。

実際に書き出すことで「あれ。これはもしかして調べれば解決するような、くだらない質問では。」「この質問のついでにこれも聞きたい」と、質問を客観的に見つめ直すことが出来るのです。

頭の中で浮遊している思考を実際に書き出してみると「あれ。こういうことだったのか。」と一種のインスピレーションのようなものを感じる経験はありませんか。

自分は書くだけでなく、質問を実際に音読までして入念に準備したことがあります。

「あれ。これは文字だと変哲もない印象だけども、実際に声に出すと少し失礼な内容かもしれない。」と新しい気付きを得たので時間がある人は是非試してみてください。

わかりやすく尋ねる練習にもなりますから、リラックマのぬいぐるみを相手に質問をぶつけまくってください。

今から非常に大切なことを言います。

質問は自分で考えてください。

ネットで

OB訪問 質問
検索

と調べた人。そう調べれば何とかなるだろうと思っていた人。

確かに右も左もわからない中で、ある程度の指標があるのは助かりますが、正直言えばあのレベルの抽象的な質問ばかりでは良い評価には全く繋がらないでしょう。

つまり、全就活生に向けた記事で書けるほど「抽象化された質問」は質問の質としては最低レベルだということ。参考程度に質問のベースにするのは良いですが、あのレベルの質問ばかりで30分を過ごして良いのは人生で1回目のOB訪問のみ。

では、どのような質問が良いのか。それは、出来るだけ質問を具体化すること。

「自分はこう思ったが実際はどうなのか」
「こういう情報を得たが、こういう認識で合っているのか」
「ここまで調べたが、どう頑張ってもこの職種のイメージだけつかない。具体的にはどのような流れで1つのプロジェクトが完結するのか知りたい」

このように「自分はこういう情報を持っているが、ここの認識で立ち止まってしまった」と詳しく伝えるべき。

社員からしても「しっかり調べてくれているんだな」という嬉しい気持ちが湧く上「学生の現状の知識を把握したうえで、質問の意図が理解でき具体的に答えられる」という安堵も生まれます。

更にわかりやすいように具体例を挙げてみましょう。

就活生
就活生

決算説明会を読んで、経営陣の方針としては特に××部署において強く海外志向を目指していると感じたのですが、実際に部署の雰囲気として海外志向に向かっている実感はありますか。

この質問は「しっかりと会社の事を調べた上で現状の自分の認識はこうである」という背景が語られており、熱意と意図が明確に伝わります。

これが必ずしも正しい質問であるとは限りません。しかし、なるべく具体的な質問の方が良いのは断言が出来ます。

「質問力」に関してはこちらの記事も参考にしてみてください。座談会で「浅いな」と感じた学生の質問に対して毒と笑いを込めて突っ込んでいます。

座談会や説明会の就活生の質問が「ネットの就活サイトに毒され過ぎているのでは」と就活生ながらに感じた話をしたい
この記事は就活を終えた大学5年生当時に書き記した記事です。社員目線ではなく学生目線であるという点にご留意ください。 就活解禁後の座談会で感じた、インターン参加組と始めたばかりの就活生の質の格差 就活生 座談会 ...

まとめ

  • 時間に余裕がある就活生であればOB訪問はするべき。社会人と話す訓練になる。質問力を磨くことは逆質問にも活かせる。
  • 企業を通してOB訪問をする際は内容を採点されている可能性が高いことに注意。逆に言えばアピールの場にもなる。
  • OB訪問で出会う社員は「会社に満足している優等生」である場合が多いという認識は必要。
  • 最低10個は質問を自分で考えて用意。それぞれ深堀りも考えておこう。
  • 具体化」や「自分はこう考えたが」を意識すると良い質問が生まれる。
就活

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