「外資系コンサルは「無理難題」をこう解決します。」のレビュー。臨機応変な論理的思考力のエッセンス

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東京で一人暮らしをする早稲田大学生。来年からSE。 一人暮らしで得たライフハック、株やお金、ビジネスに関する話題が得意。特に就活に関して自信あり。レビュー記事以外は6000字以上が多いのでお時間がある時にどうぞ。

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ご縁があり、日本実業出版社から発行されている「外資系コンサルは「無理難題」をこう解決します。」という本を著者のNAEさんから頂きましたのでレビュー。

  • 今までは勢いとノリと根性で乗り切ってきた節があるが、そろそろ若手と言い張れない年齢だから論理的な考えを身に付けたい
  • 部下を持つことになったが、自己流で成長してきたために再現性のある教え方を知らない
  • コンサル業界の内定者もしくは若手コンサルタントだが、論理+αが出来るコンサルとして活躍したい

このような人に特にお勧めしたい良書。

 

この本を読むにあたって絶対に理解して欲しい点が1つあります。それは著者自身が後書きで述べていますが、決して「魔法のような裏技」が書いてある訳ではないという事。

この本では決して、「Aの状況の際にはBという技を使えばよい」という、思考停止かつ単調なアルゴリズムを紹介している訳ではなく、あくまで解決のツールと正しい切り口の考え方の提示

「Aという状況に対して、このような解決の型が考えられる。ただし、あなたの切り口によって結果は全く違う。どの型が最適解か。どの切り口が最も妥当か。」そのような「考えるとは何か」を再認識させてくれる本。

個人的には「その場しのぎの技に頼るのではなく、臨機応変に対応できる論理的思考力を磨いて欲しい」という著者の熱い思いを感じました。

具体的な内容は、5W1HやMECE、SIPOCといった、コンサル業界では基礎だが考えの根幹になる用語の説明だけに留まらず、外資コンサルでの経験から語られるロジカルに話すコツ、ブロガーとしての観点からも書かれたであろう、少しの工夫で劇的に印象が変わるメール術。多岐にわたる内容を、あるIT企業の案件を舞台にストーリーとして仕立てられている。個人的には5W1Hの優先順位の説明にハッとさせられた。

また、「コンサル本=論理についてひたすら語る」という固定観念を持つ人は驚くかもしれないが、組織での人との付き合い方(相手の性格や立場を考える大切さ)について相当深く書かれている。これが冒頭でマネジメント層にもおすすめすると述べた理由。

文章自体の難易度としては、流石に「定量」「定性」という単語の意味を理解していない人にとっては少し難しいかもしれないが、図説が多く大学生の自分でも普通に読める。「自分はコンサルタントではないから」と心配する必要は全くない。

この本で特に好きだった点。それは、論理原理主義ではないところ。

コンサルタントと言えば、「第一に論理的思考力。第二に論理的思考力。論理にそぐわないものは悪である。」という考えの持ち主だ

という失礼な偏見を持っていた自分ですが、著者はコンサルタントとしての経験と失敗から「論理だけではない、感情を動かすことの大切さ」を教えてくれます。「論理だけが全てではない」という考え方は、誰もが認識しておくべき点だと思う。

ノウハウが多岐にわたっており、1回読んだだけでは自分に昇華させるのは難しいからこそ、何回も読んで血肉にするべき良著の1冊でした。

NAEさんの仕事術が詰まったブログはこちら

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