ESの志望動機のテンプレと書き方のコツを考える。構成や、「社会貢献」という軸に対する所感

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自分の経歴と得意分野
東京の下町で一人暮らしをする早稲田大学卒のシステムエンジニア。 一人暮らしで得たライフハック、株やお金、ビジネスに関する話題が得意。 カフェが大好き。文鳥飼いたい。
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この記事は就活を終えた大学5年生当時に書き記した記事です。社員目線ではなく学生目線であるという点にご留意ください。

志望動機は何を伝えれば良いのか

簡潔に言えば2つ。

就活生
就活生

複数内定貰ったら、もちろん御社に入社するよ。それくらい熱意があるよ。

当然ですが、企業としては、いくら優秀な人材を確保しても内定を蹴られてしまえば全く意味がありません。内定辞退リスクを嫌います。

むしろ、手間を考えれば、物凄く優秀だが明らかに内定を蹴る様子の学生(優秀だから、もちろん複数他社からも内定を取る)よりも、程よく優秀で明らかに会社に来てくれる学生を選ぶ方が効率が良いに違いありません。

特に優秀な学生の中には、各業界の最大手ばかりの選考を受け、複数の内定を確保してから自分の行きたい企業を吟味するような、ある意味憎たらしい学生もいるため、恐らく人事はこのような就活生を警戒しており、のちに述べる「この業界に絞って就活をしているようにみせる」テクニックの有用性に繋がってきます。

ちなみに、熱意と言っても「どうしても入りたいんです」という気持ちを「この企業しかありえない」のような抽象的な表現で伝えようとするのは筋違い。「なぜ、この企業でなくてはならないのか」を論理的に説明ですることを心掛けましょう。

就活生
就活生

仕事の大変さを理解しているから入社してからギャップで辞めないよ。

企業が恐れるのは内定辞退だけではなく、若手の離職率にもあります。

つまり、いくら「この学生は自己PRが素晴らしく絶対に活躍出来る」と内定を出したところで、本人が「あ、この仕事は自分に合わない」と数年で辞めてしまっては人事の評価に関わってくるから、志望動機を深堀する訳です。

以下で更に詳しく説明していきます。

志望動機のテンプレートと注意点

まず初めに、このひな形はあくまで一例です。

自分はこの形で志望動機を書き、実際便利だったので紹介しますが、志望動機は自己PR以上に構成のバリエーションがあると思いますから、極論を言えば、自分が書きやすい型を作ってください。

このテンプレートが書きにくい場合に備えて、こちらも考えてみました。

自分自身の就活の経験から、200字及び400字が一般的に要求される文字数だと判断し、400字を前提に組み立てていきます。一旦400字を組み立ててしまえば、200字だろうが300字だろうが、文字数に合わせて凝縮するだけで済むので。

「ですます」調よりも「である」調の方が圧倒的にメリットが大きい

ESの自己PR文の書き方を大手内定者が教える。「である」調から伝わりやすい構成まで
この記事は就活を終えた大学5年生当時に書き記した記事です。社員目線ではなく学生目線であるという点にご留意ください。 書き方や文章構成は無数にある これが自分が就活生の頃の自己PRのテンプレートでした。 最後の「この強みは~...

こちらの記事で具体例を挙げて紹介していますが、簡潔にまとめると以下に。

  • 文章の冗長さを減らせる
  • 文字数を圧縮できる
  • 自信に満ち溢れた文章に締まる

また、「である」調が失礼に値しないかですが、自分はエントリーした企業すべてに「である」調で提出、全部通過し、最終的には大手企業に内定を貰っています。

もし、どうしても心配であれば、みんしゅうやら就職会議やらで、通過ESに「である調」が含まれているか確認すれば良いでしょう。

「業界志望理由→企業志望理由」の流れは書きやすいからおすすめ

就活では、ある程度業界を絞って選考を進める学生が多いと思います。自分も、Sierを中心に、合計3業界を狙っていました。

「業界を選んだ理由」は同じ業界内の企業のESで使いまわしが出来るため、0から志望動機を書き直す必要が無い分、面接対策等、他の作業にリソースを割ける点が大きなメリット。特にESを提出する時期は、説明会やGD、面接も重なり、物凄く忙しいのでありがたい。

面接でESが参考資料として使われるシチュエーションを想定しても、「業界→企業」の順番で面接官に露骨にアピールすることで「なぜ他業界では駄目なのか」「なぜ他社では駄目なのか」という面接の深堀りの自然な流れを意図的に作り出すことが出来ます。

もし、ごちゃごちゃで行ったり来たりな志望動機を提出してしまうと、面接官の質問もあっちいったりこっちいったり。

就活生
就活生

それ、さっき丁寧に説明したよ

なんて事にも。

ESは露骨なほどに「可視的かどうか」を意識するべき。「文章を書く」というよりは「わかりやすいパワポ」に近いかも。

歯が浮くような事は書かない。心地よい修飾語も省く

就活生
就活生

文字数が埋まらない…「いち早く成長して貴社に貢献したい熱意で溢れていますので、宜しくお願い致します。」で締めるか。

本当に無駄。

200字や400字という限られた文字数を、心地よい修飾語で「埋める」ために志望動機を書いているようでは、まだまだ業界研究や企業研究が圧倒的に足りていない証拠。

就活生
就活生

この文字数では全てを書き記せないぞ

と思えるほどの情報量でなければ、ダメ。

初めから400字を目指すのではなく「思う存分書いてから削る」と中身の濃い志望動機に仕上がるから、例えば600字を目安に、気持ち少し多めに書くとよい。

「なぜその企業か」は特に詰めて研究する必要がある

就活生
就活生

同業他社の○○は自分のやりたい事業を行っていない(たぶん)から、こちらの方が志望度が高いです。

人事
面接官

なるほどね。(他社の事を100%把握しているわけではないから、多少「?」と思っても「異議あり」とはなかなか断定できない)

ましてや他業他社と比較された場合には、人事とはいえ、なかなか厳しくは突っ込めない。

一方で、

就活生
就活生

御社のこういう点が自分に合っていると感じたからです。(たぶん)

人事
面接官

待って待って、それはオカシイ

面接には、基本的には人事、最終面接には役員クラスが出てくるわけで、彼らは実際に会社で長年働いているわけですから、就活生の付け焼刃の知識に対して「それは違うよ」と断定が出来る

だからこそ、企業の事を推す際には慎重に。

仕事の特徴(大変さ)を理解しているアピールを含める

人事
面接官

仕事における大変さを理解していて、かつ、それでも応募してきているのだから、多少辛いことがあってもギャップで辞めないだろう。

面接官に「自分は仕事を理解した上で応募していますよ」と伝えることが大事。

というのも、90分程度の説明ではとても仕事を理解できるはずもないのに、説明会にしか参加していないような就活生は夢見がちで、キラキラした表面的なイメージを持ちがちだから。

例えば、大手食品メーカーは物凄い人気で高倍率。恐らくC to Cで有名な企業だからでしょうか。確かに、輝かしいイメージがあるかもしれませんが、果たして実際にそうか。

最近では、コンビニやスーパーといった小売りのPBの台頭により、少なからず脅威になっていることは間違いありません。営業として、非常に難しい立ち位置からの振る舞いを求められるでしょう。何のことかサッパリな人は、こちらの記事でメーカーと小売りのパワーバランスについて説明しているので参考に。

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他にも、製薬業界の営業であるMRは「医者の御用聞き」と揶揄されることも多い職業。

こちらがいくら薬剤の知識を身に付けたからと言っても、現場で働く医者の方が知識量で圧倒的に勝っている事もしばしば。あなたのプライドは許せますか。毎日車に乗りますが、運転は嫌いではないですか。

採用ページでも、説明会でも、座談会でも、「業界のキラキラした部分」だけを語ることが多い採用活動。とはいえ、労働においては、むしろ辛い方が圧倒的に多いのではないか。だからこそ、

就活生
就活生

この業界で大変な部分は理解しています。それを理解した上で、この業界、企業を志望しているのです。

という「大変さは理解しているが…」という構文で、上っ面だけではない熱意を人事に伝えることが出来るのでは。

志望動機によほどの自信が無ければ「この業界だけを考えている」と述べた方が良い

今回紹介したテンプレは「この業界を志望している」事が前提ですが、恐らく、様々な業界の企業を幅広く見ている就活生も多いでしょう。

幅広い業界を見るのは悪い事ではありません。むしろ、内定を貰ってから「こんな業界もあるんだ。自分はこっちの方が合っているかもしれない」と後悔するリスクを防げます

ただ、個人的には、少なくとも

就活生
就活生

この業界を中心に就活をしている

と述べた方が安全である気はします。

この記事の初めにも言及しましたが、「様々な業界を受けている」かつ、「自己PRやガクチカ、面接の様子だけを考慮すれば優秀だからぜひ我が社に来てほしい」レベルの学生は、どこの企業でも内定を取りまくる傾向にあるから、ある意味で警戒されます。

また「様々な業界を受けている」かつ、「自己PRやガクチカ、面接の様子だけを考慮すれば、そこそこ優秀だけど取るかは悩む」レベルの学生は、「業界への認識の甘さから生じる入社してからのギャップリスク」を考えれば、慎重にならざるを得ません。

「この業界だけを受けており、そこそこ優秀」な人材の確保が優先順位としては上なはず。

そして、「他の業界も満遍なく受けているが、この企業が一番である」と論理的に説明して納得してもらうには、かなり難易度が高い面接が予想されます。自分も今、想像をしてみましたが、深堀りに耐えられる気がしません。

仕事内容に通じるものがある2つの業界を挙げるのであれば、まだわかりますが、それでも「この業界に内定を貰えれば、他業界の選考は受けない」という雰囲気を出すくらいが面接で詰められずに済むはずです。

社会貢献を志望動機にする難しさについて

就活生
就活生

貴社で社会貢献をしたいです。

人事
面接官

絶対に思っていないでしょう。

「社会貢献」を志望動機として扱うのは必ずしも間違いではないですが、9割の人にとっては難易度の高いアプローチ方法だと思います。

なぜなら、社会貢献を話の軸にするなら、ボランティア等、それなりの活動経験が無ければ根拠が圧倒的に薄いから。

一度、総合職の倍率が非常に高い事で有名な東京〇スに入社した知り合いにOB訪問した機会があったのですが、やはり学生時代から主体的に東日本大震災へのボランティア活動等をしており、さすがだなと思う一方、経験に基づく社会貢献を語れる優秀な就活生と「社会貢献」の軸で戦うのは戦略として正しくはない

就活生
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バリバリ営業として競う環境が欲しいです。

就活生
就活生

チームをまとめる仕事がしたかったので。

自分はこのような「自分本位」な志望動機をしました。

大多数の就活生にとっては、こちらの方が、サークルや部活動、バイトのエピソードと結びつけて話しやすいでしょうし、無理して頑張っている感がありません。

また、この一言で、ある意味「仕事で必要な能力に対する理解」を言い表せていますから、一石二鳥。

「企画をしたい」という志望動機は、よく考えた上で書いた方が良い

就活生
就活生

企画をしたいです。

就活生が好きな「企画」部署。会社の中でも花形と呼ばれることが多く、人気な部署かもしません。営業が泥臭い一方で、キラキラしたイメージがあるからでしょうか。

そういえば、少女漫画でもよく、イケメンで優秀な企画部の出世頭が登場しますよね。なんだあれ。

しかし、冷静に考えてみてください。はたして初年度から企画部署にいけるのでしょうか。

そもそも一般的に、営業等に比べて人数が圧倒的に少ないだけでなく、現場の声を知らない入社初年度から立派な企画が出来るのでしょうか。

という訳で、入社してすぐに企画部署に配属される可能性はかなり低い場合が一般的ですから、事前に確認しておきましょう。

また、そもそも「企画をしたい」と述べる就活生は多いですし、「企画」という単語になんとなくのキラキラしたイメージを持っているから志望する人も多いと人事は知っているので、面接の一層の深堀りを覚悟しましょう。

配属によって選考が完全に分離している企業以外なら、入社してから再度、配属希望面談があるのが普通ですから、あえて、就活生がやりたがらない部署を希望するのもありかも?

そのまま行きたくない部署に配属されても一切責任は取りません。

志望動機まとめ

志望動機テンプレートその1。

志望動機テンプレートその2。

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