効率の良い企業研究のやり方の4ステップを考える

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こちらから先に読むと、より体系的に理解が出来ます。

効率の良い業界研究のやり方の3ステップを考える

2017.08.12

企業研究は「面接で使えそうか」を最重要視する

そもそも、まず初めに、企業研究は何のために行うのか。

  1. 内定を得るための武器になるから
  2. 本当に自分の納得できる環境で働くため

大きくこの2つにわけられるでしょう。

1つ目について。

面接において「どれだけ企業のことを知っているか、現実と学生の語りにギャップがないか」は、非常に重要視されます。

理由は2つ。

  1. 学生時代に頑張ったこと、強みなどでは大きな差は付けられないから
  2. 面接官の及第点が厳しいうえ、企業研究不足はごまかせないから

 

学生時代に頑張ったこと、強みに関しては大体の学生は似たようなことを話すので大きな差はつきません。

また、定量的な評価も難しいので、正直な話、面接官の「なんとなくの印象」が採点基準になってしまいます。

例え、話が嘘だとしても、深堀に対して論理的な回答を続けていれば面接官は納得してくれるでしょう。なぜなら、面接官はあなたの話すサークルやバイトの背景知識を持っていないから。

理屈さえ通っていればいいのです。

 

一方、企業への認識不足はそのまま合否に直結します。

面接官は会社での実体験を持っており、就活生よりも企業のことを知っている自信があります。だから、「君のやりたい仕事は、うちではやってないんだけど…」「それはライバル会社の方が合ってるんじゃないかな…」と、バッサリ言い切れます。

評価基準も自己PRの時とは違い、「それはうちの会社を良く理解しているね」「うちはその分野強くないし、認識が甘いのでは?」と、はっきりと○×がつけられます。ガクチカと違い、背景知識があるから。

企業に対する情報は「正しいか、正しくないか」に綺麗に分類されるので、どんなに口が上手い人でも企業研究の不足は誤魔化せない。

 

そして、「わが社への理解が足りていない…」と思われた学生はどうなるでしょうか。

面接は、選考が進むにあたって面接官の年次が高くなる傾向にありますが、彼らは仕事が辛いとか言いつつ2,30年は過ごしてきたわけで、当然会社への愛着もあるでしょう。

会社の事をさほど調べてこなかった学生と一緒に働きたいなんて思いますか?

 

長くなりましたが、内定を取るために企業研究は大切だということ。

 

企業研究をする理由の2つ目は、入社後に自分の納得できる環境を得るため。

福利厚生、残業、成長、ネームバリュー、社員の雰囲気の情報がないと、自分が働ける環境かわからない。

 

とはいえ、2つ目の理由は無意識的にやっている人が多数だと思うので、

企業研究をする際の情報の選択のポイントとしては、

 

就活で使えそうか

 

を意識すると、だいぶ情報の質が違ってきますよ。

 

転職サイトを利用する

実は説明会の前に調べておくことをおすすめするのが転職サイト。

説明会に参加してから転職サイトで調べると「あれ、この企業明らか自分に合ってないやん、説明会に参加したの無駄やった」と、モチベーションの低下に繋がることもあるので。

転職サイトは、

  • 実際に働いている社員の
  • 説明会では聞けない生の声が
  • 座談会のようにその場の即興で考えたものではない、まとまった文章で得れる

ことから、かなり価値の高いものです。

 

就活生におすすめなのが、Vorkersというサイト。

全部の口コミを見ようとすると、キャリタス等の別の就活サイト(無料)に登録するか、30日間で1000円の課金制ですが、転職サイトの中では断トツでおすすめ。厳密には、就職転職クチコミサイトですが。

 

何がおすすめかというと、他サイトと比較したときに

  • 総合職の口コミの割合が多い
  • 断トツでみやすい

点です。

総合職と、派遣やアルバイトさんの雇用形態は全く違うので、ごちゃ混ぜのサイトだと総合的な評価がわかりづらいです。

基本的に転職サイトからの情報は、このサイトだけで十分

余談ですが、Vorkersに株式会社ヴォーカーズのレビューもあるのに笑った。

企業説明会に参加する

恐らく、転職サイトを読みまくったあなたは

「こんだけ情報があるんだから、説明会なんて行かなくていいや」

と思うかもしれません。

 

ただ、説明会には絶対に行ってください

 

企業によっては説明会に参加したかどうかを記録しているところも多く「あれ?君、うちが第一志望らしいけど、説明会には来ていないの?」「…」となってしまっては、とても気まずいです。

 

ただ、そういった表面的な理由だけでなく「説明会でしかわからない」ことも多くあるからです。

 

転職サイトの弱点としては

  • 具体的な仕事内容までは書いていない
  • 同業他社との比較の情報が乏しい
  • 情報が新しいとは限らない

ところが挙げられます。

ただ、この点って就活においては「実際にどういうことがしたいの?」「何故うちの会社なの?」といった、絶対に聞かれるであろう、非常に重要な面接対策に繋がってきます。ここに関しては、やはり実際に説明会に参加し、座談会で積極的に質問することが必須に思われます。

 

ちなみに、実際の社員の雰囲気を感じろとまでは言いません

え?って思いました?

なぜなら、採用活動で出てくる社員は当然、多かれ少なかれ取り繕っている部分も多いから。

人事が座談会に呼ぶ社員なんて、会社でも模範的な人が多いでしょうし。

学生とはいえ、企業からするとまだお客様です。むしろ、転職サイトの情報を抽出していった方が、より正確に表しているかもしれません。

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IR情報を利用する

そもそもIR情報って何か知っていますか?

IR情報とは、主に上場している企業が投資家の皆さんに「事業はこんな感じで進めてますよ~、こんな経営方針で行きますよ~、ちょっと利益が下がったけど将来への事業投資したから許して~」と公開する情報のこと。企業のHPをみれば、だいたいあるはず。

 

上場している企業って社長が一番偉いかと思いきや、その上に株主がいます。

株主が一番偉いんです。

だから、IR情報に関してはどの企業も割とガチで取り組んでいます。役員だって、株主に怒られたくナイ。

 

ちなみに、詳しい説明はここでは避けますが

 

「上場企業だから安定している」「上場企業だから偉い」

の論理は完全に間違い

です。

単純に創業時の資金の調達方法が、株の発行か借金だったかの違い。

 

なんか、難しい話になってきましたね、IR情報を読み解けるのか不安…

とはいえ、投資家が見るべきポイントと比較すると、就活生は少しだけで良い。

というか、簿記や財務の知識がないと何を言っているのか全くわからないと思うので、必要最低限のポイントだけ挙げていきます。有価証券報告書とかは知識がある人だけでいいです。

決算説明会資料のパワポに目を通す

決算説明会の資料がpdf形式、いわゆるパワポであがってる場合は、それに目を通してください。優しい企業だと、説明会の動画を上げていたりするので、それも利用しながら。

これは株主説明会という、株主から飛んでくる鋭い質問に答えなくてはいけない役員陣が一番嫌うイベントで使われたもので、今年一年の振り返りや将来への展望を説明しています。

この説明会で社長が訳わからないこと言ったり雑なパワポを見せると投資家に振り向いてもらえないので、割と丁寧に読みやすく出来ている(はず)です。

注意点としては、第一四半期や第二四半期ではなく、期末決算資料を読むこと。

1年に一回の年度末資料の方が、より就活生に必要な情報が含まれています。

セグメント別売上高と営業利益率

大きな会社になると、どこが稼ぎ頭か、伸びている部門はどこかを自分達自身でも知る必要があるので、部門別や地域別にわけています。

セグメント別で分析することによって、例えば「この会社はコンサルが中心なんだな」「海外でも東南アジアへの売上が多いんだな」とわかります。

そこから、「東南アジアへの出張が多いかも」とか想像できるわけです。

 

営業利益率は、売り上げに対してどれくらいの利益を出しているかです。

例えば、700円のラーメンを1杯売って70円の利益が出たら営業利益率7%。実際に、会社に利益をもたらしているかを示しています。

 

ちなみに、初めて売上高の表を見る人は、桁がわかりづらいかもしれませんね。

実は、百万円単位で表すのは、簿記では結構あります

会社員になっても、使うことも多いので、わかりやすく億に換算する癖だけはここで覚えましょう。

下2桁目に小数点を打ってください

例えば、3567百万円なら35 . 67とコンマを打つことで「あ、35億ちょっとだな」ってイメージしやすいです。

中長期計画

これは、会社としてどのような方針で経営を行っていくかを示したものです。

「今後はこの分野を伸ばしていく」「将来出てくる技術に対してどのように取り組んでいるか」「部署の再編成をします」等、入社してからも重要になってくる情報が詰まっています。

 

ちなみに、「有価証券報告書の「事業等のリスク」の項目を見れば企業の課題点が見える!」みたいに書かれているサイトもありますが、あれって日常生活におけるほぼ全てみたいなことばっか書かれてます。「新市場開拓における投資回収のリスク」とか。そりゃそうだ。ネット通販の会員登録の際に、恐らく誰も読まないでチェックを付けるあれと一緒です。

IR情報は万能ではない

とはいえ、業界によってはあまりためにならない説明会資料も多いです。

例えば、製薬会社に関しては、開発品の進捗状況や個別の医薬品の売り上げ状況等が説明の大部分を占めてしまい、「就活で活かす」面についてはイマイチな情報しか手に入れられない場合もあります。

「IR情報を見れば会社について理解できる」という考えはダメで、あくまで参考資料として使ってください。

OB訪問をする

これについては次の記事にて詳しく説明したいと思います。

  1. そもそもOB訪問、OG訪問はするべきか
  2. OB訪問のメリットとは
  3. OB訪問をする際の注意点
  4. OB訪問を最大限に活用するために

OB訪問はするべきか、実際にする際の質問や注意点を考える

2017.09.17

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ABOUTこの記事をかいた人

東京で一人暮らしをする早稲田大学5年生。来年からSE。 弾き語りを7年間続けている音楽経験、一人暮らしで得たライフハック、株やお金に関する話をします。特に就活に関しては聞きたいことあったら記事にしますので、twitterページから連絡を頂けると助かります。