クレジットカードの仕組みと基礎知識を大学生、就活生、新社会人向けに図解してみた

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東京で一人暮らしをする早稲田大学生。来年からSE。
一人暮らしで得たライフハック、株やお金、ビジネスに関する話題が得意。特に就活に関して自信あり。レビュー記事以外は6000字以上が多いのでお時間がある時にどうぞ。

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まずはクレカへの偏見を無くそう

クレカって危ないものじゃないの?

そう思っている大学生や、新社会人が少なくないことに最近気づきました。

自分は親が昔ながらの厳格な人間だったため「社会人になって安定した稼ぎを得てから持ちなさい」と、大学3年生で頑張って説得するまでは持つことが出来ませんでした。

説得のためにクレカの勉強をしたのですが、クレカを使ったことのない人は思った以上に間違った偏見を持っていることに気が付き「勿体ないことをしたなあ」とちょっぴり後悔しています。

この記事は、読んだ人が楽しく「社会人としての最低限のクレカの基礎知識」を身に付けることを目標としています。

頑張って図解も作ったから、ぜひ読んでね

基本的には手数料はかからない

1回払いか2回払いなら基本的に手数料はかかりません

3回以上の分割払いになると、利子が付きます。分割すればするほど、手数料は高くなる。

リボ払いって?

毎月自分で定めた一定額と、支払い残額に対する手数料を返済していく払い方のこと。

例えば、10万円のバッグをクレカで決済。毎月5000円と手数料を返済していくイメージ。

分割払いに近いシステムですね。

とはいえ、やってることは「借金」と同じなので、返すまでの期間が長くなればなるほど、利子が付きまくる

借金しているという認識が薄れてしまう支払い形式なので、使わないのが無難

特にクレカ初心者は、全て1回払いで済ませましょう。1回払いで払えないのなら、そもそも買わないスタンスで

 

現金よりも安全な場合も

クレカ=危険」は、あんまりにも短絡的

海外だと、むしろ現金を持ち歩いていることが怖いと考えられて、クレジットがありがたがられる国も多いです。

なぜなら、財布を落としたり、スラれたりすると、現金の方が盗られる可能性が高いから。

財布に10万円入ってた場合、ショックってでかいですよね。クレカの場合、スラれたり盗まれたりした際にはクレカ会社に連絡することによって、そのカードの利用を停止することが出来ます

確かにクレジットが不正利用されたりといった話もあるかもしれないですが、年々セキュリティは強固なものになってきていますし、クレカには盗難保険が付いています。

不正利用されると「なんか、ありえない使われ方してるけど大丈夫?」と電話で確認してきてくれ、ほとんどの場合は盗難額分しっかり返ってきます

審査はそこまで厳しくない

大学生の審査はかなり緩いです。

「稼ぎが安定していないのに?」と思われるかもしれません。

しかし、クレジット会社が大学生にクレカを発行する安心、動機が2つあります。

  1. 延滞があれば親が代わりに払ってくれるだろうという安心があるから
  2. 社会人になったとき、そのままうちのカードを使って欲しいから

ほとんどの大学生は親の扶養に入っています。「調子に乗ってクレカで使いすぎてしまった…」な場合、家族会議が開かれ、ぼこぼこにされながらも、クレカの使用履歴に悪影響を与えないために親が代わりに負担してくれる、というクレジット会社側の考えが背景にあります。

それとともに大学生を囲っておくことは、将来のクレカの上客を獲得することに繋がります。クレジット会社の収益は「世の中の人がどれだけ自社のクレカを使ってくれるか」でほぼ決まるので、大学生は美味しいお客様なのです。

 

新社会人の場合も似たような理由から、緩いです。

大学生とは違い、年収や会社の雇用形態が安定しているか、など、判断される材料が増えますが

1枚目2枚目なら、余程のことがない限りは審査に通るでしょう。

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クレカのビジネスモデルから全体図がわかる

クレカ利用の流れを図式で説明

ここで、クレカを利用した際、カード会社はどうやって儲けていて、お金の流れはどうなっているか説明したいと思います。

「カード会社の事なんて知っても意味ない、クレカの使い方だけ教えてくれ」と文句を言う人もいるかもしれませんが、この流れを押さえることで、「クレカを使うと露骨に嫌そうな顔をする店長」の理由まで、自然と考えられるようになります。

この図に一度目を通してください。「ん?」と思ったであろうことを今から解説していきます。

まず、あなたがクレジットカードで10000円のバッグを買うことを想定してください。

①あなたは、お店の人に「カードでお願いします」と言い、サインをする、もしくは暗証番号を打つことにより、バッグを手にすることが出来るわけです。サインか暗証番号かは利用する店の方針によって異なりますが、セキュリティの関係上、次第に暗証番号が使われる店が増えてくるでしょう。ちなみに、この時点で、あなたの銀行から10000円は引かれていません

②じゃあ、その10000円は誰が払っているか。それはクレジットカード会社なのです。ただ、まるまる10000円支払うのではなく、例えばこの場合には9500円をお店に払っています。「クレカが使える環境をセッティングしているんだから、手数料よこせ」ってことですね。

③そのあと、クレジットカード会社は、支払い日に利用者から10000円を受け取る、という流れです。

つまり、

あなたがクレカで払うと、あなたは現金と同じ支払額。

あなたがクレカで支払うと、クレジットカード会社は儲かる。

あなたがクレカで払うと、お店側は損をする

ということ。

お店は10000円のバッグを売ったのに、9500円しか貰えない

「じゃあ、お店だけ損しているじゃないか、成り立つのかクレカ会社の商売?」と思われたのが普通です。しかし、クレカにはお店側も笑顔にするメリットがあります。

利用者もカード会社も加盟店にもメリットがある

三者のメリットを整理してみました。

利用者のメリット

「あ、あれ欲しいけど現金がないから買えない…銀行で下すのは面倒だし…」という状況に対応が出来るほか、ポイントが貯まります。

還元率としては0.5~1%程度ですが、こつこつ使うことによって馬鹿にならないポイントが貯まる。現金払いをクレカ払いに変えるだけの簡単な作業。

航空会社と提携するクレカの場合、割と馬鹿にならないくらいマイルが貯まったりします。

カード会社のメリット

クレジットカード会社としては、もちろんお店から貰う手数料が収益源であること。

他には、購買データが得られる点。

いま、ビッグデータという単語が話題になっていたりしますが、いまや企業にとって購買行動に関する詳細なデータは喉から手が出るほど欲しいのです。Tカードやポンタカードも似たようなことをやっていますよね。ビジネスに活用できるデータが取れる点も大きなメリット。

お店のメリット

大きく分けて3つ。

1つ目は、購買機会を逃さないこと。

先程、利用者のところで「あ、あれ欲しいけど現金がないから買えない…銀行で下すのは面倒だし…」という状況を説明しましたが、「じゃあクレジットでお願いします」と言われた時に、

あ、うちはクレジット使えないんですよ…」としか反応が出来ないお店側は物凄くダメージが大きい。

なぜなら「あ、じゃあ別のところで買います」や「銀行で下す間に買う気が失せた」の場合、せっかくの売り上げチャンスが0になっちゃうからです。

商品が売れないよりは、クレジットカード会社に手数料を渡してでも売ってしまった方が儲かる、という店側の考え方ですね。

2つ目は、購買単価が高くなること。

クレカが使えると消費者はついつい「クレカが使えるなら、デザート食べよう」「スーツのついでに靴下新調しちゃおう」と、財布の紐が緩む傾向にあります。現金に比べて消費金額が増えるという客観的なデータもあります。皆さんも使い過ぎには注意

余談ですけど、病院でクレカが使えるところは滅多にないのですが「え、クレカ使えるの?じゃあもう一回診察しとこ」と財布の紐が緩むことが決してない点からも、病院側が導入を渋るのも納得がいくかもですね。

3つ目は、決済スピードが早くなる点。

現金だと、細かい小銭をじゃらじゃら。お釣りもじゃらじゃら。時間がかかります。一方、クレカならシュッと通すだけ。

特にスーパーなど、クレカが使えることでレジ混雑解消に大きく繋がる種類のお店では、少額決済ならサインをしなくていいシステムが整っているので、利用者としてもありがたいです。

 

 

番外編として、そもそもクレカが使えないと不便すぎるお店の場合は、メリットがどうこうの前に導入する必要があります。

それはつまり高級店。高級レストランで15万円のお食事を現金払いしか出来ないお店は、ちょっと嫌ですよね。50万の貴金属を買いに現金で持っていくのにはあまりに怖すぎます。そもそも使えて当たり前という世間の認識が、導入のきっかけになるお店もあったり。

経営者はおのおの、「手数料を払ってまでも、自分のお店にメリットの方が大きい」と考えれば、クレジットカード会社と提携するんですね。

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ブランドホルダーと発行会社の違いについて

少し中級者向けの内容ですが、「ブランドホルダー」「発行会社」、この2つの単語の意味と違いは知っておくと便利。

ブランドホルダー

ブランドホルダーは携帯のネットワーク回線のようなイメージです。

携帯会社が大きく3社しかないのと同じく、今から「ネットワーク回線を1から立ち上げよう」と思っても莫大な時間とお金がかかるので、世界中でもJCB、VISA、MASTER、AMEX、DINERS、(厳密には違うが)銀聯の6つのみがクレカのネットワーク回線を持っており、いわゆるブランドホルダーと呼ばれています。

ちなみに、JCBは日本、銀聯は中国、それ以外はアメリカの会社です。

 

ところで、友達と一緒にいるとき「君のソフトバンクは電波通じるけど、僕のドコモは圏外だ」なんて経験ありませんか?

それと一緒で、「VISAは使えるけど、JCBは使えない」という場合もあります。

これは、お店がVISAとは契約を結んでいるけど、JCBとは契約を結んでいないからなんです。

ブランドホルダーによって使える場所が変わる、ということ。

ちなみに、クレカの表面の右下にどこのブランドホルダーかのマークがあります。

発行会社

実際にクレカを発行している会社のこと。

クレカの裏側の右下に書かれています。

例えば三井住友VISAカードは、「三井住友カード株式会社という発行会社が発行し、VISAと提携する店舗で使えるクレカ」を意味します。

ちなみにJCBは世界で唯一、ブランドホルダーでもあり、発行会社でもある珍しい会社です。逆にVISAとかAMEXとかは、クレカのネットワーク回線だけ管理する会社なんです。実は彼らはクレカを発行していません

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クレカを持つメリット

ポイントが貯まる

還元率は大体0.5~1%くらい。

お店で直接「支払いはクレカのポイントでお願いします」は出来ないことが多く、発行会社のマイページにログインをし、カタログから選ぶような形式が多いです。

現金払いをクレカに変えるだけでポイントが付くと思うと、かなり良いですね。

クレカ会社としては「出来ればクレカで支払ってほしい」気持ちがあるので、利用者がお得に使えるようなシステムになっています。

急な出費に対応できる

レジまで行って「あ、やば、金がない」と引き返さなくて済みます。

また、深夜に急いで調達しなくてはならない場合、ATMが閉まっており「現金がないから朝までどうしようもない…」なんてことも防げます。

ネット決済に便利

最近ではネット通販を当たり前のように使っている人が多いでしょう。Amazonとか楽天とか。

クレカ以外の決済方法としては「代引き」が有名ですが、手数料が結構高いうえ、代引きに対応していないところもあります。

また代引きは、宅急便のお兄さんが来るときに、ちゃんと現金で用意しておく必要もありますし、受け取りの時に手間がかかります。

ネット通販においては、ほぼ100%クレカに対応している上、手数料が無料なので、クレカが一番便利です。

保険が付いている

記事の初めの方にも述べましたが、盗難手当が付いているので、不正利用に対しては会社が厳格に対応してくれます。

クレカの中には、海外旅行保険が付いているのもあります。

どうしても使いすぎが不安ならデビットカード

クレカの仕組みを理解すれば、「クレカって想像するほど危ないものじゃないんだ」と、払拭出来たはず。

ただ、それでも「やっぱ自分は計画性がないから、使いすぎて延滞したらどうしよう…」な方もいるはず。

 

そんなあなたにはデビットカードをおすすめします。

簡単に言うと「クレカと違い、その場で引き落とされる」カードのことです。

海外ではクレカと同じくらい利用されているんですよ。さっき中国の銀聯というブランドホルダーを紹介しましたが、あれは実はデビットです。

デビットカードについては別の記事にて紹介したいと思います。

[随時更新予定]

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