文系SE1年目が応用情報技術者試験を受験した感想とか勉強時間とか語る

資格
自分の経歴と得意分野

東京の下町で一人暮らしをする早稲田大学卒の20代システムエンジニア。
一人暮らしで得たライフハック、株やお金、ビジネスに関する話題が得意。
カフェが大好き。文鳥はもっと大好き。

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応用技術者試験についてざっくり説明する

既にネット上には様々な記事が存在するため、「そもそも応用情報って?」系には飽きたかも知れませんが、念のため簡単にまとめます。

難易度

ざっくり言えば、

僕

若手のSEで持っていれば「おっ、ちゃんと勉強したんだね」という反応が生まれる資格。

未経験者なら、コツコツ勉強しないと受からない。

とはいえ、

応用情報を持っている≠実務ができる

でもあります。

僕

実際、応用情報で得た知識が実務でそこまで役に立つ場面は無かったかも。

「TOEICの点数が高いからといって喋れるとは限らない」のと一緒ですね。

自分は大手のSierで働いていますが、若手で応用情報を取得している人は地味に少なく、それなりに難しい資格なのかなとは思っています。

僕

確かに、学生の頃に取得するならまだしも、仕事をしながらコツコツ勉強するのは非常に難しいですよね。残業が多い業界ですから、平日は勉強する体力が無く、かと言って週末は遊びがち。

 

IPAの資格を独断と偏見で語ると、

ITパスポート…「持ってたからって何?」レベル。自分は就活時代に取得したけ、面接等では何の役にも立たなかったと思う。

基本情報…Sierなら内定者の段階、もしくは1年目2年目に取らされる風潮がある。

応用情報…Sier業界では昇格するための条件だったりする。

応用情報までは大学の共通科目のような立ち位置かも知れない。

一般的には、ITパスポートは飛ばして基本情報→応用情報の順番で取る人が多いと思う。

その先は、プロジェクトマネージャーやネットワークスペシャリスト等、専門的な道へと進むイメージ。

情報系大学出身者の中には、「在学中に応用情報までは取得した人」は多いかもしれないが、在学中に応用情報の上まで取る人は少ないのではないか。

合格率、受験者層

応用情報試験(Applied Information Technology Engineer Examinationの略を取ってAPと呼ばれることが多い)の合格率は、実際に受験会場に行った受験者のおおよそ25%程度

(ちなみに、実際に受験しているのは申込者の約60%程度しかおらず、「諦めた人、土日を試験で潰したくなくなった人、結構多いな」と感じますね。)

IPAの公式ページから色々な統計情報が見れるのですが、

  • 基本情報の受験者平均がおおよそ26歳
  • 応用情報の受験者平均がおおよそ30歳

なので、やはりそれなりの立ち位置の試験なのかも。(ちなみにプロジェクトマネージャー40歳近い)

試験日

  • 春期は4月の第3日曜日
  • 秋期は10月の第3日曜日

ただ、申込日はそれぞれ

  • 1月上旬から2月中旬
  • 7月上旬から8月中旬

と意外に締切が早く、のんびりしていると申し込み忘れるので注意。

僕

今すぐ公式ページに飛んで、スケジュール帳にメモするくらいで良いかもね。

午前問題と午後問題がある

午前

80問の4択のみ。記述は無し。150分。

午後

11大問から5大問を選択して回答。(1大問(情報セキュリティ)は必須)

  • 記号3割
  • 用語を記述回答させる形式3割
  • 15字から30字程度で文章回答する記述が4割

という印象。午前と同様に150分。

僕

地味に体力を使う試験だよね。

午前と午後、それぞれ60%以上の正解率で試験の合格となる。(つまり、どちらかが60%未満の場合は不合格)

僕

午後の時間がシビアな基本情報と比較すれば、制限時間で悩むことはまず無いと思う。

筆者の前提条件

僕
  • 文系早稲田卒。
  • 就活の時期までプログラミング経験は一切なし。
  • Sier内定者時代の秋にjava選択で基本情報技術者試験に合格(結構しっかり勉強した)。
  • 新卒1年目の春に応用情報技術者試験に合格。(←今回の記事)

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

基本情報技術者試験のおすすめ参考書や勉強時間を文系プログラミング未経験者が述べる【Java受験】
僕 なんとか合格。でも、思った以上に勉強したし、問題の相性次第では落ちていたかもしれない。 というのが率直な感想。 そもそも基本情報技術者試験とは何か 情報処理推進機構(通称IPA)という独立...

「文系には基本情報よりも応用情報の方が簡単」は本当か

この項目は、今文系で

あなた
あなた

「文系にとっては、プログラミング言語とアルゴリズムの大問が無い応用情報の方が簡単」という噂を聞いたけど…?

という人向け。新卒だとなぜか、内定者の間で広まる噂。

文系プログラミング未経験から、基本情報、応用情報を受けた自分の率直な感想を述べます。

僕

難しさの質が違うので、単純に比較は出来ない。

 

が、知識問題の方が好きな人、参考書に書いてあることを暗記ではなく理屈から考えて読むことができる人は応用情報の方が簡単に感じると思う。

僕

一方で、ワンチャン狙う人には基本情報の方がおすすめ

というのも、基本情報は全て選択式かつ、アルゴリズムとプログラミング(もしくは表計算)以外は比較的に簡単なため、運次第では…

 

午前問題(4択)は、確実に応用情報の方が難しいです。

僕

自分は、基本情報で8割取った段階で応用の過去問を解いたら、ギリギリ6割でした。

 

午後問題も、知識や読解問題は確実に応用情報の方が難しいです。

僕

自分は、基本情報でプログラミングとアルゴリズム以外の大問はほぼ満点取れるような状態で、初めて応用の過去問を解いたら、ギリギリ6割いかないくらいでした。

ただ、基本情報はプログラミングとアルゴリズムの大問はかなり難しく、いくら勉強したからといっても問題の相性次第で壊滅することも多いです。しかも、アルゴリズムは、たとえ表計算選択にしても必須ですから。

 

自分はプログラミング未経験の状態からjava選択で基本情報に合格しましたが、勉強法、勉強時間等が気になる人はこちらを参考に。

基本情報技術者試験のおすすめ参考書や勉強時間を文系プログラミング未経験者が述べる【Java受験】
僕 なんとか合格。でも、思った以上に勉強したし、問題の相性次第では落ちていたかもしれない。 というのが率直な感想。 そもそも基本情報技術者試験とは何か 情報処理推進機構(通称IPA)という独立...
僕

もし迷ったら、一旦下記の参考書を勉強してから、基本情報と応用情報の過去問を1回ずつ解いてみて、相性が良い方を受ければ良いと思う。

僕

基本情報から順に受験するにしても、少しでも応用情報を受ける可能性があるのなら、初めから応用の参考書を買ってしまって良いと思う。少しページが増えるくらいだから。

問いに対する直球の回答が出来ずに申し訳ありませんが、あえて言うなら「一概にどちらが難しいとは言えないので、申し込み締切日まで余裕があるなら一度両方解いてみてよ」って感じです。

僕

もし申し込みまで時間が無いなら、基本情報からコツコツいきましょう。応用情報は記述や用語を書かせる問題が多いため、中途半端な知識と運では難しいです。

勉強時間

そもそも勉強時間の目安という表現は、現状の知識や、地頭の良さによって全然違う事から、一概に述べるのはあんまり好きではないのですが。

僕

あえて述べるのであれば、0からの状態であれば150~300時間程度でしょうか。

週に10時間勉強すると見積もった場合(仕事しながらだとこれでも結構難しいと思いますが)、3か月から6か月くらい前からは始めるべきかと思います。

おすすめの参考書

上でも、基本情報の記事においても紹介しましたが、きたみりゅうじさんのキタミ式”一択”だと思います。

イラストが多く、難しい用語や概念を噛み砕いて教えてくれます。

しかも、しっかり「なぜ?」という理屈から語ってくれるため、記憶の定着が捗り、過去問を解いていても応用が利いたと実感しました。

おすすめの過去問

過去問は、正直どれでも良いとは思いますが、あえておススメするなら、

インプレス社から出版されているこちらの過去問、解説もわかりやすく、問題の傾向や重要事項の要点解説にもページを割いており、実際よく過去問を分析していると感じた過去問です。

勉強方法

既に基本情報を持っている人

もし、既に基本情報を持っているのであれば、

僕

とにかく過去問あるのみ

としか言いようがありません。

というのも、出題範囲自体は基本情報とほぼ変わらず、土台の知識は既にあるから。

もし、石橋を叩いて渡る性格であれば、応用情報の参考書→過去問という流れにしても良いと思いますが、わざわざ応用情報用の参考書を買う必要はそこまで無いかも。

とにかくどれだけ過去問を解いたかが合格へのロードマップ。というのも、後述しますが、特に午前は過去問まんまの出題も少なくないので。

基本情報を飛ばして応用情報を受験する人

僕

キタミ式で基礎知識を付けてから、過去問あるのみ

です。

午前問題

基本情報技術者試験の午前は8割で合格していたので、とりあえず記憶を呼び覚ますために応用情報の参考書を1周、その後、すぐに過去問を1回解いてみました。

僕

あれ…意外と難しい…

と、結果は6割程度。

出題範囲は基本情報とほぼ変わりませんが、やはり、基本情報に比べると細かい知識やシステムの流れを問われたり、暗記ではなく理屈から理解していないと「2択まで絞れたんだけど、どちらなんだろう…?」となるものも多かった。

僕

基本情報の勉強の際にその場しのぎの暗記重視していると少しキツイ問題が多かった印象。

ただ、攻め方次第では一気に簡単に。

というのも、問題の3割程度は完全に過去問の使いまわしが出てくるから。

先ほどから過去問過去問うるさい理由の1つです。

ですので、過去問を解く際には「本番でも出るかもしれない」という気持ちで、しっかり解説を読み込んでおくと良いです。

僕

IPAも、もうネタが尽きて苦労しているんだろうな…

また2、3割は参考書では学べないような最新トレンドや時事問題が、

具体的に30年春ではディープラーニング、ビッグデータ、USB3.0等が問題として出てきました。

僕

こういうのは過去問や参考書では対処が出来ないので、たまたま知っていればラッキーくらいに、他の問題で6割を目指しましょう。

午後問題

基本情報もそうでしたが、午前はあくまでウォーミングアップで、難しいのは午後問題

僕

午前の過去問を解いて「何だ、簡単じゃん」と油断しないように、しっかり午後の過去問を解いて本番までの着地点を明確にしましょうね。

基本情報と同じく大問選択式で、

  • 問1の情報セキュリティは必須
  • 問2から問11までの10問のうち4問を選択

という形式。

参考書で基礎知識を付けた段階で一旦1回分の過去問を全部解いてみて、解けそうだと思うのを集中的に学習するのが良いでしょう。

ただ、当日、

あなた
あなた

目途を付けていた大問がやけに難しい…

なんて事態にバッファを設ける意味で、余分に1大問くらい軽く勉強しておくと安心でしょう。(自分はしませんでしたが)

あなた
あなた

どの問題が簡単か教えろ。

という質問がきそうですね。

人それぞれに得意分野があるはずなので、どれがおススメとは一様には言えないですが、

文系出身でシステム系にポンコツな(そして極力プログラミングとかシステムから逃避したかった)自分が選択したのは、

  • 問2…経営戦略
  • 問9…プロジェクトマネジメント
  • 問10…サービスマネジメント
  • 問11…システム監査

です。

僕

読解力重視寄りの大問だと感じたので、文系にはおススメかも。

他の大問はテクノロジ系の土台知識が無いと難しいものが多い印象。

ただ、もちろん基本情報よりも難しくなっている点には注意が必要。

 

例えば、基本情報における「経営戦略」の大問は、そこまで財務の知識が無くとも、ノリで解ける問題が多いですが、応用情報に関して言えば、

僕

過去問でも出題された固定長期適合率という用語、普通の人は知らないだろう…

実は自分、投資家で株や財務の知識にはある程度の自信があるのですが、固定長期適合率なんて、あんまり分析に使いませんし、「実際、単語自体知らない投資家も多いのでは…?」と率直に感じています。

財務の指標なので考えても答えが出るわけではありませんし。

財務指標の分析問題は、ROAやROE、流動比率等もバンバン出題される為、「そもそも貸借対照表って何?」くらいの知識が無ければ、それなりに学習が必要。

僕

つまり、読解力重視の大問を選択したとしても、ある程度は勉強は必要です。

まとめ

  • それなりに勉強時間は必要。3か月前から6か月前くらいからは取り組むべき。
  • 申し込み締切日が地味に早いので注意。
  • キタミ式参考書で基礎を固めたら、とにかく過去問あるのみ
  • プログラミングやアルゴリズムから逃げ、基本情報飛ばして応用情報受けるのも1つの戦略。とはいえ、他の大問は基本情報より応用情報の方が断然に難しいので侮ると痛い目に合う。
資格

東京の下町で一人暮らしをする早稲田大学卒の20代システムエンジニア。
一人暮らしで得たライフハック、株やお金、ビジネスに関する話題が得意。
カフェが大好き。文鳥はもっと大好き。

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