aimerのRef:rainの歌詞の意味を解釈してみる。時系列と一方通行がキーワードだ

自分の経歴と得意分野

東京の下町で一人暮らしをする早稲田大学卒のシステムエンジニア。
一人暮らしで得たライフハック、株やお金、ビジネスに関する話題が得意。
カフェが大好き。文鳥はもっと大好き。

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TVアニメ『恋は雨上がりのように』のエンディング・テーマにもなったようですが、自分はこのアニメを見ていない=アニメのストーリーと照らし合わせての解釈はしていない、という前提で進めていきます。

 

僕

この曲を一言で言えば、

長い時系列で語られている失恋ソングではないか

という事。

 

タイトルのRef:rainはrefrain,rainの英単語をかけているのでしょう。(個人的には、Rがわざわざ大文字な点からも、メールでの返信に使われるRe:もかけているのかなと思いましたが)

refrainは「繰り返し」「控える」という意味がありますが、どちらの意味も歌詞にかけられているはず。

歌詞で大事なところを抽出しながら説明していきます。

Raining 夏の午後に 通り雨 傘の下
Kissing 濡れた頬に そっと口づけた
あの季節に まだ焦がれている

から始まる歌詞。

そっと口づけたのは、唇ではなく、頬という点からも、もしかしたら、こちら側からの一方通行の愛だったのかもしれない。

もう向こうの愛は冷めていて、唇にキスすることはできない。

辛うじての、頬への口づけだったのかも。

Miss you 窓の外に 遠ざかる景色たち
Breezing 虹が見えた すぐに消えそうで
雨 明日は降らなければいい

遠ざかる景色という表現から、主人公は電車に乗っているのかもしれない。また、「遠ざかる」という表現は、心の距離、時間的な遠さ、を暗喩しているのではないか。

個人的に、ここのフレーズは別れてすぐの気持ちではなく、1年後2年後、もしくは更に経った夏の日の感情なのかと思った。

別れたのは雨の日。雨が降ると「あの日」の事を思い出してしまうから、雨が嫌なのだろう。

 

Nothing but you’re the part of me

を文法的に直訳すると、「Nothing(何もない) but() you’re the part of me(あなたは私の一部)」。

「あなたは物理的に私の前に存在することは決してないが、私にとってあなたは精神的に忘れられない存在なんだよ」という諦めと未練との葛藤が叫ばれていると、解釈しました。

※余談(英語の文法的な観点)
一瞬、「nothing but b(b以外は何も無い)」構文かと思いましたが、butを「~を除いて」と訳す場合は前置詞ですから、you’re(S V)が来るのは文法的におかしいはずと判断。
まあ、どちらにしろ、訳せばほぼ同じ意味ですが。

僕

英語の翻訳(特に歌詞)って難しいですよね。

まだ 足りなくて
まだ 消えなくて
重ねた手のひらから幼さが

ここは、忘れられないあの人の手を想像して重ねているのではないか。

しかし、重ねてみても自分はあの時と変わらず精神的に幼いと気付く。相手はあの頃からずっと大人なのに。

切り替えられない自分。自分の幼さが原因なのに、別れた相手に依存してしまう、やはりまだまだ幼い自分がいる。

という自覚はあるが、それでも切り替えられない。それは、

もう少しくらい大人でいれたら 何て言えただろう?

という歌詞にも表れているのではないでしょうか。

 

What a good thing we lose?
What a bad thing we knew

直訳。

私たちはなんて良いものを失ってしまったのだろう。
私たちはなんて悪い事を知ってしまったのだろう。
僕

ここが一番引っかかりました。「私」ではなく「私達」という表現を使っているから。

これに対する解釈。

まず、良いものは「恋人の関係」、悪い事は「もう恋人の関係で居られない事」を意味するのではないか。

そして、私達という三人称をあえて用いているのは、主人公が無理矢理「あなたも同じ気持ちだよね。お願いだから、そうで居て欲しい。」とメンヘラ的な気持ちを描いているのではないか。

触れられずにいれたら 笑えたかな?

恐らく、かなり長い事付き合っていたのではないでしょうか。

だからこそ、「あなた」との関係に深入りしなければそこまで落ち込んでいなかったかもしれない。

そもそも出会わなければ、こんな気持ちにならずに、今頃友人と笑いあって他愛もない話をしていたのかもしれない。

もしも、友達の関係から恋人になったのであれば、男女の関係にならなければ、今頃あなたと馬鹿話で笑いあっていたのかも。

 

後、これは「失恋ソング」という概念を根本から覆す解釈ですが、(たぶん深読みし過ぎだと思うので、今回には深くは触れません)
子供を幼く亡くした夫婦の気持ちを描いた歌詞
であるとも解釈できるかもしれない。そうすると「重ねた手のひらから幼さ」という部分も含めて、意外と矛盾なく歌詞を読み解ける。

Calling 白い息が 舞いあがる 空の下
Freezing 強い風に 少しかじかんだ手と
弱さをポケットの中に

この部分では場面が冬に切り替わっていますね。

歌詞という短い小説に夏と冬の場面が登場していると、より時間の経過が鮮やかに伝わってきますよね。

叶うはずもない様な夢を見て

という表現からも、主人公は「もう戻れない」という事実を認識しているのでしょう。

が、理屈で理解していても、どうしても感情が溢れ出てしまう、という歌詞なんじゃないかと思いました。

僕

そういう女々しい気持ち、わかる。

ちなみに、aimerのカタオモイも解釈しているので、こちらもどうぞ。

Aimer(エメ)の「カタオモイ」の歌詞の意味を解釈してみる。切ないメロディと反して結婚ソングではないか
僕 曲のタイトルが「カタオモイ」。そしてメロディもどこか切ない。でも歌詞では『Darlin 夢が叶ったの「愛してる」』と幸せ感も漂っている。どちらなんだ? この間、エメのカタオモイを身内のライブで演奏...
僕

SNSで「同じ解釈だ」と反応が多々あり、嬉しかった記事。

レビュー

東京の下町で一人暮らしをする早稲田大学卒のシステムエンジニア。
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