2017年8月23日にライオンから発売された、ノニオ(NONIO)を実際に使って感想を述べていく。
味は3種類。シンプルかつスタイリッシュな外見
ノニオは味別に、青、緑、ピンク、の3種類のラインナップがある。
画像は青のクリアハーブミント。
緑がスプラッシュシトラスミント、ピンクがピュアリーミント。
文字や色使いが最小限に留められており、市販の歯磨き粉の中では、かっこいい方なのでは。

シンプルでスタイリッシュな外見だから、浴室や洗面台に置きやすいね。
ノニオの製造メーカー、ライオンが別ブランドとして発売しているクリニカのキャッチコピーは「予防歯科から生まれた」、一方でノニオは「口臭科学から生まれた」、この「から生まれた」路線は貫くスタンスなのか。

次は何から生まれるのだろうね。
ノニオの成分は市販の歯磨き粉と大きな違いはない
正直に言えば、ドラッグストアで並ぶ200円から400円程度までの歯磨き粉は、成分に大きな差はない。
この安価な価格帯であれば、基本的に似たような成分で構成されているのが一般的。
とはいえ、クリニカやシステマで有名なライオンが、わざわざ新しく発売するブランド商品なのだから「何か違いはないか」と一生懸命に成分表を比較してみたところ、
ノニオ(NONIO)のみ、洗浄剤として炭酸水素Naが含まれていることが判明。

炭酸水素Naは、わかりやすく表現すると重曹。
重曹は靴に入れて臭い取りに使う用途としても有名。重曹が「口臭に効く」成分として配合されている様子。
しかし、ノニオ(NONIO)の成分表示において重曹は「洗浄成分」として表示されている事もあり、どちらかといえば、重曹の粒で物理的にクリーニングするというニュアンスの方が強いのでは、という推測。
ちなみに、市販で売られている歯磨き粉で他に炭酸水素Naが配合されている商品はないか、大手スーパーで探してみたが(スーパーで必死に歯磨き粉を吟味する人として不思議に見られたかもしれない)、見当たらなかった。
ロフトでなら存在を確認できた歯磨撫子は、重曹を売りにした歯磨き粉。
という訳で「ノニオ(NONIO)で最も特徴的な成分は、炭酸水素Na。他の成分は、他の歯磨き粉と差異はない」というまとめ。

という訳で「ノニオ(NONIO)で最も特徴的な成分は、炭酸水素Na。他の成分は、他の歯磨き粉と差異はない」というまとめ。
知覚過敏ケア用の「NONIO+CAREハミガキ」も例のごとく、成分を眺めてみたが、ベースはオーソドックスなノニオの成分で構成されており、違う点は、
●硝酸カリウムが含まれる
●フッ素濃度が1450ppmにパワーアップ
であろうか。
硫酸カリウムは、シュミテクトやデントヘルス、GUM(ガム)にも使われており、知覚過敏用の歯磨き粉には定番の成分。
1450ppmと言われてもパッとしないかもしれないが、市販の歯磨き粉の中では、最もフッ素濃度が高い。
というのも、今までは1000ppmが限度だったが、フッ素濃度の規制上限が緩められ、1500ppmまで配合することが可能になった。
ライオンのクリニカアドバンテージも最近、フッ素濃度を1450ppmにパワーアップ。とはいっても、他社の市販歯磨き粉も規制上限の緩和とともに1450ppmに濃度をあげているところがほとんどだが。
※表記を見る限り、通常のノニオは1450ppmではなさそうだ。
ミントが自然な味。泡立ちはかなり良い
画像の歯ブラシはライオン製のシステマ。数ある歯ブラシの中で、最も汚れが落ちやすく、使いやすい。
(後述するが、今は電動歯ブラシのドルツしか使っていない。)

余談だが、自宅にある生活必需品は無意識ながら日本のメーカーの製品が多い気がする。

やはり、日本人には外資系のメーカーより、日系メーカーの製品が合っているのでは。
使った感想としては、味が自然で違和感なく磨ける。
ミントの香りがとても自然で、キシリトールガムにかなり近い味わい。
ノニオ(NONIO)は、ミントとしてはかなり刺激が抑えめであるため、舌のヒリヒリを気にせず、しっかりと時間をかけての丁寧な歯磨きに集中が出来る。
ミントが自然だと感じたのは、公式ページを見れば納得。どうやら、合成香料ではなく天然ミントを使用しているようだ。
上記は一例ですが、このような特長を活かして、「クリアハーブミント」は和種ハッカとハーブを使って清々しく、「スプラッシュシトラスミント」は精製したペパーミントとシトラスを使って爽快に、「ピュアリーミント」は原油そのままのペパーミントにフルーツを加えて心安らぐ香味にそれぞれ仕上げています。
公式ページより引用:https://nonio.lion.co.jp/mint/
個人的な意見だが、歯磨き粉は成分よりも「どれだけ長く歯磨きを続けられるか」が重要ではないかと考えている。

なぜなら、どれほど成分が良くとも、あんまりにもカラ過ぎて30秒しかしゃこしゃこ出来ないなら本末転倒だから。
だからこそ、味や適度な辛さを重要視したい自分にとっては、かなり嬉しいポイント。
また、クリニカと比較すると非常に泡立ちが良くもこもこ。時間がない朝でも汚れをしっかり落とせる。
知覚過敏ケア用の「NONIO+CAREハミガキ」は、普通のノニオよりも少しだけ苦め&泡立ち控えめであった。
+CAREで磨いた後に青ノニオを使ったら甘く感じたので間違いないだろう。
全体的に高評価で、歯磨き粉に迷ったら買うのをおすすめする商品。

ドルツを買ったら凄過ぎてドルツ沼から抜け出せなくなった話も読んでいってほしい。2019年一番の買い物であった。

こちらはノニオのマウスウォッシュをレビューした記事。
